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t_cognac's weblog
麺屋かがり@八幡市下奈良:とんこつラーメン チャーハンセット



で、コレが店内のメニュー。数量限定の「特製湯葉ラーメン」ってのもあるけれど、またコレとは別の表に、コレまた限定の「炙りチャーシューラーメン」があったり、はたまた冷やし担々麺や冷やし中華もあったりして、ちょっと迷うが、「基本のとんこつ」がどんなものかを試してみたく、とんこつラーメンをチャーハンセットで注文。...というのも、この界隈、R1の洞ヶ峠から京都方向に向かって、ラーメン一蘭、九州ラーメンどんたく屋、九州のとんこつじゃなく横浜の家系だけど京都唯一の「山岡屋」(未訪)そして筋向かいの大阪方向に向かう車線側には、かつて「希望軒」だった跡地に「元祖とんこつ麺屋 イタダキ」(ココも未訪)と、とかく濃厚トンコツを標榜するお店が多くあり、その中の一つとしてココはどうなのか?という興味があったからだ。
ところでココの店主、調理作業はスタッフに任せ、ホールに出て来てはとかく客とよくしゃべる。さっきまでテーブル席に食べに来ていた近所の奥さんがたとひとしきり盛り上がって、彼女らが店を出て行くのを見送ったら、今度は、さあコレから食べようとしている私のところにやって来ては、私の古いコンデジを見て「いいカメラですねー」と仕切りに褒めてくれるのはいいんだけど、まあとにかくよく喋ることにかけては、京都・山科の「夜鳴きや」の初代大将(故人)とマッタクいい勝負だ。

先にやって来たチャーハン。

コレを作ってくれたスタッフの作業を見ていると、仕上げたチャーハンをいったんお椀に入れて形を整え、器にひっくり返し、画像のようにキレイに盛りつけて提供してくれる。
パラッと仕上がり、味付けもドギツクなく程よいところにまとめてあってなかなか美味い。

チャーハンに少し遅れて「とんこつラーメン」到着。さて、どんなとんこつかなぁ?と、まずはスープを啜ってみる。

「!?!?」
....なんと、あの名門の味にかなり近い。
ちょうど食べ終わった頃、店主は厨房越しに「どうでしたかぁ~?」とたずねて来た。
一瞬どうしようかとためらったが、こういう状況の時にはハッキリ言った方がいいと思い、意を決して、
「鶏のスープですねコレ」
と、言ってみたら、そこで作業していた店主の手が、一瞬、止まった。
以下、その後の会話。
店主>
「アハハァ~!ウチのとんこつスープはね、ゲンコツと背脂とモミジなんですよぉ~。で、その、モミジってとこが多いんです。モミジってねぇ、コラーゲンが豊富でトロッとした濃厚ないいダシですんですよぉ~。」
私>
「そう。」
店主>
「でも、よくわかりましたね~。」
私>
「いえ、コレなら、分かるでしょう。」
店主>
「でも、ウチのはとんこつなんですぅ~。」
私>
「そう。」
麺はヤワクて特に多くを語るほどではないが、お店の名誉のために言っておくと、「鶏白湯」としてはかなり美味い。
....「ラーメン発見伝」というマンガに、
「ラーメン屋が『これはラーメンだ』と言ったら、それがうどんだろうがパスタだろうがラーメンなんだよ。」
というセリフが出て来る。
だから、店主が「とんこつラーメン」と言ったら、それは「とんこつラーメン」なのだ。
そんなわけで、非常に楽しい昼食だった。
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【麺屋かがり】
11:30~23:30(L.O.)
無休
075-982-8446
八幡市下奈良蜻蛉尻6-1
P:あり
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平打ち麺に「無鉄砲」のスープをかけて
「パスタ」だと言われれば
それは、「パスタ」かも知れませんんねw