とりそば下地橋@田辺市本宮町請川:塩とりそば煮玉子つき&more.

この日、10月としてはずいぶん暑いが絶好のバイクツーリング日和。同行者とは午前7時に瀬田川令和大橋にて待ち合わせ。
和束・笠置・柳生を走り抜けて針テラスから大宇陀・吉野・下市・五條・大塔・谷瀬・十津川・熊野本宮と走りに走って約4時間。現地に来るまでは熊野本宮前あたりの賑やかな街中にあるのかと勝手に想像していたが…
そこはまさに「下地橋バス停」前。目の前には熊野川、隣にホカ弁屋さんがある以外は、ほぼ何もないところと言っていいような場所だった。そんな場所に今年の8月1日、新規開店したお店だそうな。
とりあえず、テーブル席に通されると、壁のところに「苺100%生かき氷」に「柚香る冷やし塩とりそば」のPOPにお飲み物メニュー。
メインの麺としては、「塩とりそば」「鴨醤油とりそば」「汁なし担々麺」の三種となるようだ。
さらに、ご飯ものいろいろとデザートに…
お得なセットメニュー。「餃包(ぎょうぱお)」が珍しい。
以上、メニューをひとしきり眺め、同行者は鴨醤油とりそばを餃包セットでちう悶www、ワタシは塩とりそば煮玉子付きを単品で注文。
しばし待つのち、半月型のトレーで提供されてきたコレが、塩とりそば煮玉子付き。
オプション追加の煮玉子、真空低温調理の鶏ムネと焼豚のダブルチャーシューに柚子皮を載せ、さらに刻み青ネギ、レッドオニオン。飾りつけには長ーい素揚げのゴボウ。
水出しの羅臼昆布と丸鶏を丁寧に煮出した出汁を用いた深い旨みのあるスープ。北海道産小麦粉使用のストレート細麺(店内には昭和産業の「北海道100」という銘柄の25kg袋が壁に貼ってあった)。店内のメニュー等から得られるスペックは以上だが、実際に味わってみるとスープに麺は勿論のこと、使われている油の香ばしさ、味わい、量とも絶妙。そこに柚子香・青ネギ・レッドオニオンの爽やかな薬味感。鶏清湯の塩としては、まさにトップクラスの出来に心を動かされた。この中身にして煮玉子付きで850円、煮玉子無しのスタンダードなら750円は十分以上のコストパフォーマンス。しかし「安い」ことから得られる喜びよりも「美味い」ことへの喜びの方が遥かに大きい逸品だ。
いっぽう、こちらが同行者ちう悶wwwの鴨醤油とりそばとセットのごはん。
今回の同行者は、日常生活を共にしている人物ではないので、時節柄味見させてもらうことはしなかったが、マグレ・ド・カナールという希少な鴨の肉に焼き目をつけた白ネギ、穂先メンマに海苔と、塩とりそばとは対照的な作りになっている。おそらくその味わいも、塩とりそばとは明確な違いを持たせたキャラクターがあるものであろう。
麺もまた、塩とりそばの細麺とは違う平打太麺。
セットの餃包、餃子的な餡を肉まん的皮で包んで蒸したもの???
で、すっかり食べ終わってからその存在に気づいた「店主オススメ!
とりそばの食べ方」。ワタシは結局、初めから最後まで「壱」の状態で平らげてしまっていた…。
「特製塩ニラ」はテーブルに置いてあって、後日食べに行った某知人の感想に依れば、またコレが絶品なのだとか。
結論:今年の8月に開店したばかりのお店であり、かつ極めて辺境な場所にあるため、まだブレイクしてはいないお店のようだが、おそらくは来年の5月大型連休の頃までには、あの「ラーメン河」以上にツーリング・ライダーたちの目的地として盛り上がることだろうと予言しておく。それだけの中身がこのお店の味にはあるし、滋賀・京都・大阪方面からの距離感的にも日帰りツーリングとしてはいい感じの場所にあるからだ。当ブログみたいなただただ長く続けているだけの弱小マイナーブログにインフルエンサー的影響力は全くないと思っているが、まあ、今にみておいてください。
きっと、そうなるから。


とりそば 下地橋ラーメン / 田辺市その他)
昼総合点★★★★★ 5.0

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