ラーメン河@奈良県吉野町:塩ラーメン&まぐろ丼セット

丁度半年ぶりにラーメンツーリング。半年前は丹後方面に向かったが、今回は吉野方面へ。朝8時に針テラスに集合し、現地に向かう。私としては、10年ぶりの「ラーメン河」。
10年前からすでにライダーの聖地的存在だったと記憶するが、今はネットの口コミが広がったこともあってか、山奥の細い道沿いにポツンとあるお店に関わらず、朝早くから多くの客人がやってくる…。というか、早めに着いてウエイティングシートに記名しておかないと、営業が始まった頃にはすでに受付終了、 なんてこともザラにあるようだ。
この日、私たちのグループは12番目に記名することができ、一日あたりおよそ35〜40食程度の塩ラーメンと15食程度限定のマグロ丼セットにありつくことが出来た。
10年前にソロツーリングで初めて訪れた時は、この店内スペースが客席だったところだが…
今はコロナ禍の影響で、喫食スペースは完全に屋外テントの下になっている。この日のように、少々寒くても穏やかな天気の日はいいけれど、風の日、雨の日、嵐の日は….どうだろうか。

して、コレがこの日の塩ラーメン。

あっさりとしつつ、じんわりとクル鶏のうまみ、白菜がスープに含まれているのは珍しいか。ごく自然な味わいのメンマ愛しく、ゴロンとでかい豚バラ肉ジューシーにして、柚子皮の香りもよく華を添える。
麺は中細のストレート。もっちりと、喉越しよく。
さらに、まぐろ丼。ゴロンと大ぶりの赤身のヅケに、下に敷かれた海苔と、酢飯の相性。コレと、塩ラーメンの絶妙の相性。海無し県の、しかもこんな山奥の清流のほとりで、なぜにまぐろ丼なのか...については、このお店をココに開業させた大将の人生がある。(そのことを書き始めると長くなるが、以前は大阪の中心地で板前として、また経営者として、辣腕をふるわれていたという御経歴があるそうな。この地にこの絶品まぐろ丼が味わえるのは、そんな大将の人脈があればこそ、ということであろう。)
すでに齢80を迎えながらも、背筋をシャキッとした若々しい立ち姿で厨房に立ち、客に料理を運び…という一連の動作を(手伝いをする常連さんがいらっしゃるとはいえ)キビキビとこなされる。以前は奥様とともにお店を切り盛りされていたが、今は基本、お一人で頑張っておいでである。
いつも「もう閉店する」という大将の口癖を「オレオレ閉店ぼったくり詐欺」と揶揄する人もあるが、どうぞ、末長く「オレオレ閉店ぼったくり詐欺」で居てほしいと願うところである。

ラーメン河ラーメン / 吉野)
昼総合点★★★★★ 5.0


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