信濃屋@多治見市上野町:かけうどん&ころうどん&支那そば

今年、9月に二度あった三連休はいずれもどこかに仕事が入ってしまって、サンレンキューッテナンデスカ状態だったが、この10月は、三連休がちゃんと三連休としてやっと使えるようになったので、ちょっと旅に出ることにした。その道中で向かった夕べ口グ岐阜県ラーメン部門No.1のお店。

クルマで向かって、11時40分頃現地着。しかし、駐車場がどこにあるのかに迷って、なんとか場所を突き止めた第二駐車場は既に満車。
で、踏切の向こう側を渡って左折、次の細い一方通行を「ここかなっ??」とさらに左折し、さっきの踏切の一つ向こうの踏切を渡ると、ソコが第1駐車場だった。すると、開店直後の第一集団が丁度退店していったばかりのタイミングだったらしく、空きがあったのですかさず駐車!
そうして、やっと行列最後尾に着く。
その後、私らの後ろに着いたお客は、この細い一方通行直進禁止を無視し、逆走して第一駐車場に御駐車あそばされた。まあ、そうなってしまう気持ちもわからないでもないけれど、ルールはルールだろ。その後、行列について待つ間にこの一方通行を逆走してしまう事例を三度ばかり目撃。
今後、このお店を初めて訪れようとされる方は、信濃屋第1駐車場前の一方通行には、本当に気を付けた方がよいと思う。この標識・標示は、まず見落とされることがないように見えるが、現地でつい見落としてしまうドライバーは、案外、いる。
現在は「かけうどん660円」「ころうどん660円」「支那そば880円」の三種のみと知られるお店だが、ボォーっと外待ちしている間に店舗の窓ガラスに書かれている文字を眺めるところによれば「玉子とじ」「天婦゜ら」もかつてはあったようだ。みっつ目の「お○○」は、私の知識ではちょっと判読出来かねた(ダレカ、オシエテクダサイ)。また、もとは名古屋で創業するも、戦時中の疎開でこの地に移転していたという話もよく知られるところ。うどんも支那そば(=ラーメン)も、非常に独特で、このお店以外ではちょっと味わうことが出来ないものらしい。
かれこれ一時間は並んだだろうか、お店の方はもう本当に丁寧で、度々店先に出てきては、居並ぶお客に温かい言葉をかけてくださる。いよいよ行列の先頭に差しかかったとき、入口扉に貼られていた掲示物。10/13~11/5(予定)までの間は営業日を土曜日のみとするそうな。まあ、いろいろあって、そうせざるを得ない何かがあるのだろう。
ようやっと順番がやって来て、私たちは店舗入口すぐ右側の小上がり席に案内された。で、同行者と共にシェアするつもりで「かけうどん」「ころうどん」「支那そば」を並サイズで一杯ずつ注文。(お値段半額の「小」もあるそうだが、このお店では「並」でもかなり少量という情報が多かったため)
「店内の撮影は御遠慮ください」と掲示物を確認。ただ、壁面に掲示してあった「うどんつるつる食べ歩き」の第3章「▼名古屋のコロかけ」のくだりが、自分のいる場所からはちょっとちょっと遠くて文字が判読出来かねたので、コレだけは撮影させていただいた。ところで、この書籍、なんという本なのかが未だ分からない(ダレカ、オシエテクダサイ)。
最初に出来上がって来たのは「ころうどん」。麺、太っ。
鰹出汁&甘辛い醤油味に生姜の風味と香り。冷たい出汁に揺蕩ううどんは、もっちり&軟め。茹でるのに1時間かかるという。伊勢うどんのようでもありながら、伊勢うどんほどフニャフニャしておらず、コシがあるといえばあるかなぁ?コレはなるほど他で食べたことのない味わい・感触。
次に、かけうどん。画像からでは全く判断できないかもしれないが、こちらは当然、温い。
ころうどんのようにデフォルトで生姜が載らない分、純粋に鰹&甘辛醤油の出汁と独特の太麺との組み合わせが味わえる。それにしても、あっという間になくなってしまうwww
そして支那そば。トッピングは薬味のネギのみ。スープはうどんの出汁にラードを加えて、ラーメン的アブラ感を出しているらしい。
うどんはもちろん、この支那そばの麺も自家製麺だそうな。その独特の平打ち麺は幅5ミリ程度にしてかなり薄く、私たちの手元に届いた時には少し茹ですぎ状態だったのか、巷で言われるツルシコ、ピロピロとはあまり感じられず、また、弾力性もほとんど無く、食べる前に思い描いていた食感とはかなり違っていた。
けれど、他では味わうことのできない独特さはなるほどピカイチで、価格設定はかなり高いとはいえ、とても丁寧なおもてなしをいただく激渋店内でうどん・支那そばを味わうひとときには重要無形文化財的な価値があると感じた。

今回は、ようやっと食べに来ることが出来てよかったと感じるが、再び1時間強の行列に耐えて、それでも食べに行きたいか?と自問自答すれば、答えは「否」かも知れない。ピャッと行ってササっといただけるのであれば決して「否」ではなく、むしろリピートしても見たいところだが、信濃屋の現状を鑑みれば、この「ピャッと行ってサっ」は、まずあり得ないことだろう。


信濃屋うどん / 多治見駅
昼総合点★★★★ 4.0

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