和dining清乃@有田市:角長醤油「匠」&紀ノ国地鶏塩

和歌山への旅三日目。やはりココは行っとかなあかんでしょと訪れた和Dining清乃。そのはじまりは割烹店であり、だからこその”和dining”と名乗っていたが、ラーメン専門店となってしばらくは屋号を「らぁ麺 清乃」としていた一時期もあった。そして今は和歌山県内に岩出店・国体道路店、近鉄百貨店和歌山店内の支店、大阪府内に堂山店、はたまた福岡県博多の元祖長浜屋とのコラボで大阪市北区太融寺に「元祖長浜ラーメン清乃」を開店させたり、またかつては「Mr.こってり麺清乃」としてこってり和歌山ラーメンをメインとしたお店を出していた時期もあったりで、ここ五年ほどの間に目まぐるしく多店舗展開した… という情報はあるが、私自身「清乃」ブランドのお店を訪れるのは実質二年半ぶりになるかな?
で、行ってみれば、かつては和dining 清乃に駐車場を提供していたパチンコ店「パーラーキング」敷地内に本店がまるごと移転していた。ソレは2021年5月11日のことだったそうな。
思えば、パチンコ店と駐車場を共用しているラーメン店って、けっこう、ある。思い出すままに上げてみると、移転前のテラダアキラ、その近くに今も元気に営業しているの中華そばほそかわ城陽店、木津川市加茂の「中華そば殿加茂店」…。
ともあれ、移転前の店舗前に行列をなしてしばしば並んだことを思えば、ホント、良い方に環境が変わったものだ。
新店舗の自動ドアをくぐればすぐ右手に、ラーメン鉢ならぬラーメン鉢状の洗面ボウル!しかも蛇口はヤカン!遊び心満点。それに、今の御時世的にココで思う存分手が洗うことができるようになっているのもスバラシイ。
店舗自体は移転し大きくリニューアルしたけど、メニュー表に大きな変更は無い模様。「魚介豚骨」が新たに加わったかな。今回は基本に立ち帰り、ワタシは「角長しょうゆ匠」を、同行者は「紀ノ国地鶏塩」を注文。敢えて四重奏SPや石川県神楽直伝炭火焼きチャーシューは選ばなかった。
そして出来上がってきた「角長しょうゆ匠」。「和 dining清乃」の看板商品として完成の域。初期の頃の青菜の軸に穂先メンマとか、具材のデザインも色々と変遷を経てきたが、赤蕪をトッピングするようになった頃に、形としてのブレなく定まったんじゃなかろうか。仮になぁなぁ言って、具材別皿で「ちう悶www」したら、そのスープと麺の良さは更に明確に際立つこと請け合いだろう。
和dining清乃がラーメンを提供し始めた頃、麺は京都の麺屋棣鄂製だった。が、やがて自家製麺にシフト。そして現在のこの平打縮れの中太麺、二年半前に訪れたときの麺とはまた違うものにバージョンアップしていた。啜り込んで快し。逆にチャーシューの印象は、ちょっと量産型にシフトしたかな?という印象も感じたが、このお店で肉肉しい満足感を得たければ四重奏SPや神楽直伝炭火焼きチャーシューというオプションの選択肢がちゃーんと用意されている。
いっぽう、同行者注文「紀ノ国地鶏塩」。こちらも豪華な具材の下には、きちんと鶏の旨味を湛えた出汁を塩ダレで整えた美味いやつが変わることなくしっかり楽しめる。ホルモンで楽しむオリジナリティに富む「有田ブラック」も、いわゆる豚骨醤油な「和歌山ラーメン」をこってりとデフォルメした「こってり和歌山ラーメン」も清乃ならでは個性だけどねぇ。移転前の店舗には色々と思い出もあるところだけれど、移転後の現店舗は作り手にも食べ手にもより良き環境を保証してくれる。まさに良き良きだ。

和 dining 清乃 本店ラーメン / 箕島駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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