京都のおうどん屋さん たなか家（や）＠井手町井手玉ノ井：天ぷらうどん（小）＆生うどん（小）

実はすでに３回目の訪問なのだがこのブログに上げるのは今回が初めてかもしれない。

すでに知る人ぞ知るというところだが、かつて宇治田原にあった「セルフうどんのたなか」が諸般の事情で近くに移転後「田中製麺所」として再開するが、駐車スペースの問題や、あくまで製麺所であること等々の制約から、やがて無期限休業となったのち、2009年４月末に井手町に移転し、れっきとしたうどん店として開店した。
「第１・第３・第５週の土日と祝日は定休、営業時間は10:30～14:00、麺切れ次第営業終了」という営業スタイルゆえに、第２・第４土曜しか狙えないという「ナカナカ行けない」的な敷居の高さは、城陽市市辺にあるラーメン店「あっぱれ屋」にも共通する。
しかしそれは、逆に「いつか、きっと食べに行く」という思いを却って醸成させる物なのかも知れない。
こういうお店は、「ここら辺で昼飯でも喰っとくか....」という場合の選択肢には決してなり得ず、能動的に「どうしてもココのお店の味が味わいたい！」という強い思いがあってこそ、味わえるものかもしれない。
本日は、チャンスを作って食べに行って来た。
店主：「麺が茹で上がるまで、少々時間がかかります。よろしいですか？」
私：「けっこうです。ナンボでも待たせていただきます！」

そういうやり取りの後、湯のみにお茶を注ぎ、戸外のテラス席で、しばしゆったりとした時間を過ごす。

待合い用の整理券の裏には、「お一人様１枚、１枚で小サイズ４杯、または中サイズ３杯、または大サイズ２杯、当日限り有効」等の記述あり。
こうしておかないと、一回の注文で際限もなく食べるお客が出てしまう、ということなのかな？
まあ、このお店の場合は、そういう猛者があらわれることもあり得る気がする。

しばらくして注文の品ができあがる。この日は少々寒かったが、なにより５月の爽やかな風が気持ちいい。

天ぷらうどん。
揚げたての大振り海老ふりゃあ。
控えめながら、自然な味わいを称えたダシ。
「コシ」や「エッジ」だけがウドンじゃないことを再認識させてくれる、ふっくらモチモチとした、エロティックなまでに豊満でソフトな感触の麺！
美味いねぇ～っ！

片や「生うどん」のビシっ！とした弾力。ノドゴシ、麺を啜る時の快感！小麦の香り！
これがたった１００円だなんて、ウソみたい。


近くに「たなか家」があって（出来て）、本当によかった。

（なかなか行けないけど）

「香川まで行かなくても京都で讃岐うどんの雰囲気を！」のキャッチフレーズは、ダテではありません。
いや、もはや本場以上にサヌキティックかも。

食べログ「たなか家」紹介ページ
「たなか家」店主ブログ

（私はバイクで訪れましたが、JR玉水駅から約300m。玉水駅はJR奈良線快速停車駅。京都＆奈良からの公共交通機関によるアクセスは以前よりはるかに便利になっています。）

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