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麺将 重厚軍団@京都刑務所矯正展 サテライト屋台:矯正展オリジナルとんこつラーメン

日頃の行いの結果、とうとうこの日、刑務所に行くことになりました....。

門をくぐると、なぜかそこには小松製作所製陸上自衛隊用軽装甲機動車があり...

そうかと思えば、フェラーリ360モデナが何の脈絡もなく置いてあり...

さらに、ランボルギーニ・クンタッチ。かつて小学校の教室で三菱BOXYのノック式ボールペンとカプセルトイのスーパーカー消しゴムでアホほど遊んでいた我々の世代はこのクルマを「カウンタック」と呼ぶが、このCountach、アメリカ語圏では「くんたっち」、母国イタリアでは「くんたっし」みたいな発音になるのだそうな。

というわけで、本日の京都刑務所は、毎年恒例のイベント「京都矯正展」。コンパネで設えたであろう看板は、回数と日付のところだけを更新する毎年使い回しシステム。文字の背景に大文字山が描かれているが、京都刑務所がある山科区から五山の送り火はひっくり返っても見えないことは全山科区民が知る通り。さらに、全く関係ない話だが、いまこの刑務所の近く、東部文化センターのすぐ西にある「東野公園」は、公園として整備される前は刑務所の矯正活動としての農作業を受刑者に課すための農園(畑)だった。そして、その畑にあったノツボに石を放り込んではノツボのナカミの飛沫を散らかしてみたり、草野球やら虫取りやら凧揚げやら花摘みやらをしてみたり...悪いことも含めて、さんざん遊んでいた子供時代を思い出したりもする。そんなことを思うと、今時のコドモって、そういう経験はやはり少ないんだろなぁ...あ、話が変な方向に向いてきた。元に戻そう。

毎年恒例のこのイベントには、たくさんの食べ物屋台が出店する。といっても、人生の前半のほとんどを山科で過ごしておきながら、自分が来るのは初めてなんだけど。

今回の主目的はコレ。軍団長の屋台。なにより、山科で、しかもワンコインで、軍団長が手がけるとんこつラーメンが味わえるなら、行かねばなるまい。実際、数ある模擬店屋台の中でもかなりの人気でまだ午前中というのに長蛇の列。このPOPがあるところに着くまでに30分以上は並んだかな。そんな中、周囲から「へー、一乗寺にこんなラーメン屋があるんやぁ...」とかいうリアルな呟きも聞こえてきたりしたので、山科でのこの日の屋台は広報活動としても大きな意義があったことだろうとも思う。

麺茹で担当は軍団長、スープ温め担当はI君、重厚軍団の常連さん2名が、盛り付けと会計をそれぞれに担当。作業の様子を見ていると、テボを三つ鍋に落とし込んで3人前ずつを茹で、湯が減ってきたら、前に置いた寸胴からこまめに水を補給しての繰り返しで、コンロの火力が弱いのと風で火が安定しないのとで麺茹でに使う湯量を確保するのにはかなり苦心されていたようだ。が、軍団長はじめスタッフ一同、笑顔を絶やさず楽しそうに営業してて、イベントの華やぎに花を添えている感が良かったぜ。

「蒟蒻さん!タレヌキにしときましょかぁ⤴」とのたまう軍団長。
「いやいや、フツウでエエよー!」
「でも、ネギはやっぱり大盛りにしときますねぇ⤴」
「あ、あ、ありがと...」

で、コレが500円ワンコインの第41回京都矯正展限定の、一乗寺のお店では食べることのできない、オリジナル純とんこつラーメン(ネギヲヲメ)。 

 味玉はデフォルト。お店でもそうであるように半分に割って黄身を見せて半個ずつ盛るとかいうことはハナっから考えず、まる一個ドンと入れるところもまた軍団イズム。そしてナカミの黄身のトロトロ加減は、テント屋根の喫食スペース内でも話題になっていた。そして、ヲヲメのネギに隠れてしまって画像では見えないが、チャーシューは鶏肉を使ったいわゆる「チャーチー」だった。この夏に季節限定で販売していた「J−冷やしまぜそば」のトッピングとして開発されたものの応用であるらしい。超濃厚とんこつに鶏チャーシュー、味玉丸一個載せで500円。やはり、コレは安い。

麺は低加水細ストレート。麺量は100gだったそうな。屋外での屋台模擬店での火力と作業環境も考えた結果の選択と推察するが、これが却って九州・博多の豚骨ラーメンのようなイメージにつながる効果もあったかもしれない。
この日、会場のどこかに、チラシだったかPOPだったかに「重厚軍団 最初で最後の矯正展出店」という意味の文言を見かけた記憶。はたして、本当に、そうなのだろうか?模擬店屋台の出店は大変エネルギーの要るものだとは思うが。

この記事をアップした後、当ブログを読んでくださった石田軍団長から連絡がありました。この日のラーメン、スープから鶏チャーシューはもちろん、麺も自家製麺だったらしく、つまり、完全に軍団長が一人で仕込んだものだったそうです(2018.11.06追記)

この日は軍団長のとんこつラーメンの後、少年鑑別所クオリティの性格診断を受診し、

人生の前半四半世紀を山科で過ごしておきながら、初めて刑務所の「塀の中」にも入ってきた。撮影等は当然禁止だったので画像はないけど、

案外、普通の工場のように整然としていること

作業場にはなにやら音声が絶えず流れていて、よく聴いてみるとそれはKBS京都ラジオだったこと。(服役中にもシャバの様子がわかるようにいう配慮とリラクゼーション的な配慮か)

トイレの中が外から見えるようになっていて(個室も同様に)、「交談禁止」の札は貼ってあること

浴室は、映画なんかで見るソレとほぼ同様のイメージだったこと

食事のメニューには宗教食、アレルギー対応食がきちんとあること

体育館(兼集会所兼講堂)にはスポットクーラーが後付けで増設されていること

と、なかなか面白く、また軍団長のラーメンに500円使った以外に車を駐めるのも見学も何もかも無料で、実に安上がりに楽しめた1日でしたわ。

麺将 重厚軍団ラーメン / 一乗寺駅修学院駅松ケ崎駅
昼総合点★★★★ 4.5

 
 
 
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京都刑務所重厚軍団!#京都ラーメン #豚骨ラーメン #重厚軍団 #京都刑務所

t_cognacさん(@t_cognac)がシェアした投稿 -2018年10月月27日午後8時09分PDT

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