麺屋 裕@山科区東野百拍子町:蟹塩そば

午後から山科方面に移動。この機会に定点観測。このところ何やら新たなメニューも出している様子であわよくばそんな新作に出会えるかという淡い期待をもちつつも、行ってみればメニューは以前に比べ、ちょっとシンプルに。以前に数量限定で出していた「あおさ貝そば」は、あおさトッピングを引き算した「貝そば」としてレギュラーメニュー化。高松店主曰く、四万十川のアオサがこの夏秋に台風の影響でとんでもなく高騰した結果、こうする事に判断したとの事。

そういうことなので、今回は基本にもどって名物蟹塩をいただくことにした。

今年の4月末に、山科に移転してきてから初めて味わったのがこの蟹塩。移転後、特に夏から秋にかけてスープも麺も、ちょっと安定しない時期があった様子だが、この日食べに行った限りでは、移転当初の頃に比べ、カニシオのスープはより深みのある味わいになっているように感じた。豚の鶏のチャーシュー、独特の甘い味付けの姫竹、笹切りの九条ネギ、レッドオニオンスライス、糸唐辛子、柚子。これだけのナカミを伴っているにもかかわらず750円を維持している。

自家製の麺...というか、営業時間帯の間にも麺帯から少しずつ切刃を通して製麺し、なるべく製麺したてのものを提供としているのが麺屋裕だが、いっとき、出来上がってきてから食べきる間に、もう麺が伸びかけて来ている...という時期もあった。が、この日の麺はそういったネガは解決されていた。山科に移転後、唐揚げをメニュー落ちさせたりetc,etc...仕込みの関係のアレやコレやを安定させるのにいろいろと腐心されていることだと拝察するが、望むらくは移転前には味わえた太麺を復活させてくれればなお嬉しい。

よくできた濃厚スープだと、平らげたあとに鉢の底に骨粉が残ることがあるが、ココの蟹塩では、ワタリガニの残滓が残る。ともあれ、今後も末長く着目していきたいお店である。 

麺屋 裕ラーメン / 東野駅椥辻駅
昼総合点★★★★ 4.5

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