拉麺たにの@八幡市男山松里:拉麺 その1

2020年の年末に開店して以来、気になっていたお店。八幡市のあの辺といえば、とりあえずは「都飯店」だが、「拉麺たにの」店名は、知る人にはピピっと来るものがあることだろう。そうそう。「シビカラ屋ロッキー」とか、かつての「海老蔵」とか…。
店内、客席はカウンター4席のみ。
メニューは四種。それぞれにスープの素材が異なる。鶏・豚・節・煮干といった、一般的なラーメンスープの材料とは全く異なる食材を使用したユニークな構成。今回は初訪につき「拉麺その一」を注文。
メニュー表の下にはそれぞれの素材が画像で紹介した掲示物もある。
季節限定冷し中華もあったりするとともに、なんでか目立つのは蛸の存在感。タコ飯とか蛸の柔らか煮、とか。
お店に入ると、お冷と主に除菌シート・小皿・割り箸・レンゲのセットを置いてくださる。カウンター席の真向かいには、ラーメン店の厨房ではあまり見かけない、というか、見たことがない機械がデンと置いてある。その形状からして何かを混ぜ合わせる用途で作られているようだが、麺用粉のミキサーとはちょっと違う感じ。で、聞けばコレ、餃子の餡を混ぜ合わせるための機械だそうで、実はこの「拉麺たにの」という店舗は、そもそも都飯店の工場なのだそうな。で、現在の「拉麺たにの」開業後も都飯店系列のセントラルキッチン工場として機能させているとのことだそうな。
程なくして出来上がってきた「拉麺 その一」。都飯店で使われているラーメン鉢とは全く違うデザインのもの。
「その一」のスープは天然羅臼昆布と黒毛和牛が素材らしいが、どういう工程でそのスープを作り出しているのだろう?昆布は水出しだけなんだろうか?それとも??いずれにしても、四種のスープとも、ある程度の量を仕込んで置いて、注文が通るたびに小鍋で温める手法であることに間違いはないだろう。
昆布由来と思われる和風の味わいは、それ自体が決して華やかなものではないが、他所ではまず味わえないであろう独特の個性を感じる。チャーシューに煮卵はラーメンとしては定番の具材だが、そこに黒毛和牛のミンチと数種の刻んだ野菜、そしてオクラの素揚げが丸一本載っかる。先日、京都高島屋にある富沢商店でたまたま買って来たオクラフライがこれとほぼ同じ味わいだったのだが「拉麺たにの」のオクラもこれを使用しているのかな?
まあ、一度の皆ならず、何度でも足を運んでみたくなるユニークなお店であることに間違いはない。なお駐車場は、店舗裏側の「いっすん」と書かれたところ二台分とのことだった。

拉麺 たにのラーメン / 樟葉駅
昼総合点★★★★ 4.0

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