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麺屋 風火 山科 (なかまる):まぜそばドラゴン

昨年の3月以来の訪問となる麺屋 風火 山科(なかまる)。このお正月も元旦から営業している。
風火といえば「とこトンコツ」だし、ニンニク・背脂・黒胡椒のとこトンコツ以外にも、
和風ダシと合わせたあっさりめのトンコツもある。(私は、風火ナカマルでは、コッチのほうが好みだ。)
コレラのメニューについて、
それぞれ全くキャラクターの違う三種類の麺を選べるというシステムも、風火ならではのものである。
ちなみに、トッピングメニューの「なかまる盛り」とは、
画像のように、三次元的な立体感に富むテンコ盛りだそうな。
あの「ラーメン日本一」の「ど根性ラーメン」的ノリなのかな?立体感を際立たせているのは主にモヤシのようだから、見た目の凶暴さとは裏腹に案外食ってしまえるものなのかも知れないが、いずれにしても、かなりマゾヒスティックなもののようである。

まあ、ソレはソレとして...
今回の注文はコレだ。最高のラーメンを作る店主が、最高の麺を完成させたという。聞けば、「まんが日本昔ばなし」のオープニングテーマのような麺だという(若い世代には通用しないかコレ)。
昨日、元旦より発売を開始したそうだ。昼・夜各10食程度の限定でなので、狙っていくなら開店時間直後に限るかも知れない。またこの数の少なさは、今のところはベータバージョンであり、興味関心をもっているお客に提供してみてはその反応をきいて、改良を加えようとしているところのようだ。それにしても、お試し価格とはいえ、ワンコインの価格設定はかなり魅力的だ。
あくまで、メインキャストはギザギザのある麺ということなのだが、ナカマル山科名物鉄板焼きの豚肉、たっぷりのモヤシ、ネギ、キャベツ、けっこう存在感のある海苔、そして、山の頂上にはワサビオロシがトッピングされ、さらにはその姿は見えないが、思いっきりニンニクを効かせてある。そのため、食後に、人と会う約束があるとか、大勢の前で一定時間話をする場合は注文を避けたほうがいいかも知れない。
コレを、「餌」の如くにかき混ぜ、下品に喰らう。
キャラクター的には主役である麺の、ドラゴンの背ビレの如きギザギザは、厚めの麺帯を半ば無理やり切羽に通すことでできる。製麺機の回転部分に かなり負担をかける作り方であり、安物のパスタマシンでコレを何度か繰り返すと、歯車がめげてしまうこともある。実際のところ、茹でてしまえば売り文句の「背ビレのギザギザ」は、かなり丸く茹で湯の中で溶け去ってしまうようだが、茹で上げたときの独特のデコボコ感が啜り込んだ時に口の中で食感として楽しめる...という点では革新的な麺かもしれない。啜り込んだ時の感触は、独特なものがあって面白い。
また今回、茹で上げたままの熱い麺と一旦水で締めた後、再加熱した麺と、茹で上げたあとに冷水でもんで、ぬめりを取ったあとに再加熱した麺で食べ比べてみた。
冷水で締めた麺の再加熱バージョン(讃岐うどんでよくやるアレですね)は、麺のヌメリがとれて、なるほどビシッとなるが、コッチのほうが断然イイ!というわけではなく、少々ヌメリのあるままの茹で立て麺は、それはそれでタレ&具にかき混ぜて味わってみれば、先端の鋭さは無くなったとはいえ、ドラゴン麺特有の「不規則なデコボコ感」のような感触は十分に味わうことができる。
売り文句のような鋭いギザギザはともかく、この麺の独特な不規則感は、味わって上で非常に魅力的なキャラクターとなることを今回は確認した。
後は、タレと具材のチューニングの中で、ベストのポイント発見に向けて探りを入れていくことが一番のテーマではないだろうか。
皆様方にも、ぜひお試しいただき、お店側へモニター結果の伝えてあげていただきたいところである。


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【麺屋 風火 ?(なかまる)】
11:00~14:00  18:00~22:00
月曜日定休
075-593-8108
京都市山科区御陵中内町38-25
P:お店の駐車場ではないが、お店の目の前にパーキングメーターあり(空いていればとても便利)

麺屋 風火 中丸 ラーメン / 京阪山科駅山科駅東野駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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