よどみや川なみ@山科区川田御輿塚町:鶏白湯らーめん&白ごはん

このお店、昨年夏に一度訪れたことがある。あの時は店内営業を自粛しておりテイクアウト専門だったため、当時発売していた「冷凍焼きあご鶏白湯らーめん」を買って帰ってイエで食した
で、現在も依然コロナ禍ではあるが昼営業はやっているので、再び行ってみることにした。ということで、店内は初訪となる。
靴を脱いで入る店内、広々とゆったりとした空間。およそ間口の狭いお店の外観からは想像できないほど。しかし、そもそもは和食中心の居酒屋さんであり、アルコール提供と夜営業を自粛されている今、このゆとりある空間に複雑な思いを抱いてしまわざるを得ない。(全くコロナが恨めしい。)
この日は大将のワンオペ営業で、ラーメン類にメニューを絞り込んでの営業だった。そういうことで、入店するやいなや「ラーメンだけしかありませんけどいいですかぁ?」と仰ったので「そのラーメンが目当てで来ました。」と返した。で、限定担々麺か鶏白湯を選ぶか、少し迷って結局鶏白湯を注文。麺は細麺・中太麺の二種から選べる。今回は中太麺でお願いした。
このお店、カウンター席部分が厨房をL字に囲む形になっており、大将がラーメンを作ってくれる過程をすべて観察して楽しむことが出来る。
そして、やがて出来上がってきたがコレ。テイクアウトバージョンでは一枚だけだった極薄レアチャーシューは、お店バージョンでは3枚がラーメン鉢の縁を彩る。あと、海苔に斜めに刻んだ青ネギ、キクラゲ。メンマはなし。
食べてみて途端に想起したのは、かつて京都・滋賀にチェーン展開していた、あの「しるそばたか」の白湯ラーメンのあの味。デフォルトで振りかけられているブラックペッパーのスパイス感がそう思わせる?いやいや、鶏白湯スープそのものの味わいが、あのころの「しるそばたか」っぽい感じ。そこにもっちりしっかりの中太麺、しっとりレアチャーシューと来る。とても良くできた、ヲタなら味わいに行くべき優れたラーメンだ。
麺を平らげたあと、白ごはんを追加。お品書きには大中小同料金200円とあるが、実際にはお茶碗に好みの量をよそってくださるものだった。そして、ちりめん山椒を添えてくださる。
この日は食べ終わってから、大将に少しお話を伺うことが出来た。
まず、「しるそばたか」の存在はご存じないようだった。(そもそも京都や滋賀に「しるそばたか」があった頃、大将は山口県在住だったようだ)
現在お店で出しているラーメンは、ほぼ独学。今回の鶏白湯らーめんは胴ガラ主体に鶏モミジ少々の構成だとか。
某口コミ投稿サイトに、まるでフカクサ製麺食堂で修業したかのように書かれているレビューがあるが、実はそうではないとのこと。過去にフカクサ製麺食堂で皿洗い程度のお手伝いをしたことは確かにあるし、フカクサ製麺食堂の大将と知己の仲であり、尊敬すべき先輩だと思っているが、フカクサ製麺食堂でラーメン作りのことを学んだ、というわけではないそうだ。
また、このお店「よどみ屋かわなみ」はあくまで和食居酒屋であって、決してラーメン店ではない、ということ。コロナ禍のなか、昼営業をするようになって、また、夜営業に於いても「呑んだあとの〆」のためによそのラーメン店に行かずとも、このお店の中でお客さんが食事を完結することができることを思って、ラーメンを開発したとのことだった。
それにしても、選べる二種の麺はどこの麺屋さんから取り寄せているのか?等々、まだお伺いしたこともあったが、それだとまるでラヲタみたいなので、適当なところで引き上げることにした。
繰り返すがこのお店、あくまで和食居酒屋さんなのだが、独学でつくられたラーメンは相当に美味い。嘘だと思うなら、食べに行くべきだ。
お店の駐車場はないが、200メートルばかり歩いたところに「やきもののさとパーキング」がある。現時点で2時間300円という料金設定が(なんで一時間200円とかは無いねん?)ちょっと癪に障るが、クルマで訪れるとしたら、現実的な最寄り駐車場はココであろう。


よどみや 川なみラーメン / 椥辻駅東野駅御陵駅
昼総合点★★★★ 4.0

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