そば屋しみず@塩尻市桔梗ヶ原:高ボッチ

このところ京都と滋賀のお店のレビューが続いたが、今回は一気に長野県である。長野県にも魅力的なラーメンは多々あると承知はしているが、やはりコチラに来れば信州そばもキニナールということで、旅の道中であらかじめチェックしておいたコチラに向かった。
以前は信号と横断歩道のある二車線道路側に専用駐車場があったようだが、私達が訪れたこの時は二車線道路から斜めに入ったお店の前のところが駐車場になっていた。
店舗は、ほぼ民家そのまんまのリアル人ん家で、ご夫婦お二人で営んでおいでの様子。
玄関をくぐると、名前を書いてココで待つよう、書いてある。さほど混雑している様子でもなかったが、むしろコロナ対策でこのようにしている様子だった。(この季節に紫陽花が生き生きと咲いているのは謎だった)
で、10分ほど待って、やがて案内されて席に着く。
メニューは極めてシンプルながら三種の蕎麦がある。そばの実の芯の粉の実で打った「更科」、玄そばを丸抜きし(って書いているけどコレってどういう作業なんだろう???)石臼で挽いた「挽ぐるみ」、そばの実の外装部の粉を主体に打った「田舎」… むむむ、三種が三種ともキニナル…。
メニューはさらに限定の、こだわりカタマリのようなものもあるが、その下に「高ボッチ」と称して先程の「更科・挽ぐるみ・田舎」の3種を一度に楽しむことが出来るメニューが有るではないか。コレだ。コレにしよう。てか、コレだろ。ということで、注文。
ちゃんとしたお蕎麦屋さんの常で、注文してからしばらくは待つことになる。そのしばらくの間に、数種類の小皿を持って来ていただいた。
高野豆腐に、束になってねじって作った太い綱状をぶった切ったような蒟蒻(「こんにゃく発表」っていう商品だそうです←調べました)の煮物、きゅうりの浅漬、タクアン。もし、お酒を呑むことが出来る状況なら、間違いなく一献やりたくなるよなコレ。(酒類のメニューもありました。)
で、いよいよ出来上がってきました三種のお蕎麦。三種とも、明らかに見た目からして違う!
「田舎」は蕎麦ならではのカホリ高く、いかにも蕎麦蕎麦した食感、喉越し、味わい(語彙貧弱)
「挽ぐるみ」は、「田舎」と「更科」の中間種のような…(さらに語彙貧弱)
そして「更科」。京都の街中に屋号に「更科」の二文字を含む蕎麦屋さんは複数あるが、いずれも行ったことはない。それはともかく、こんなに白い蕎麦は初めて味わうものだった。もちろん、うどんとも、そうめんとも違う、味わいとしてはちゃんと蕎麦(当たり前だ)。そして、極めて淡麗、上品。ツユにちびっと浸して啜って、なんと快いこと。
蕎麦湯は、リクエストしたら持ってくて下さった。つけづゆで割って締める。
因みに、今回頂いた三種の蕎麦のセットの名が、なぜ「高ボッチ」というのかが疑問だった。この疑問は、お店を出た後ではきっと解決することが出来ないと思って、お店の奥様にたずねてみたところ、お店から東の方を望む山が「高ボッチ」と云う名だそうで、ちゃっかりメニュー名に借りましたっ!ちょっとイタズラぽく笑って答えて下さった。
いや、なかなか、優雅な時間を過ごすことが出来る素敵なお店でした。

そば屋しみずそば(蕎麦) / 塩尻駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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