岡山ラーメン学会自作派朝市ラーメン劇場「基本の基本」の巻@備前岡山京橋朝市

実は岡山方面に共通の友人も多いramen-zombie氏とともに、いつか行こうぜというハナシを実行したのがこの日だった。当日の深夜に京都を出発。今回、ハンドルはramen-zombie氏に完全にお任せ。前回、前々回とも私の岡山行きはバイクツーリングでの単独行だったが、今回、私としては実にお気楽なツアーとなった。箱の中で、雨も風も暑さ寒さもをしのぐことができて、停まっても転けない。実に、楽チン。

有料の道路を利用する事なくゆっくり走って、朝5時頃には発売を開始しようとしている岡山ラーメン学会の屋台に並ぶ行列に加わる。

岡山ラーメン学会の屋台は予定時刻を前倒しして午前5時頃に発売を開始したようで、数十人と並ぶ行列はやがてペースをあげて進んでいく。

ぱッと見には雑然とした感もある屋台の内部だが、その実、非常にシステマティックな作業動線が確立されている。手慣れたスタッフのチームワークにより、黙々と、淡々と、実に手際よくスピーディーに行列する客をさばいていく。

毎月違ったテーマで提供するいうスタイルは従前と同様。今シーズン初の朝市での営業ということでか、今回は「基本の基本」というテーマ。

で、コレが今回の「基本の基本」。詳細な製作工程については、現・岡山ラーメン学会長である黒爺さんのブログに詳しく記録されているので是非ご覧あれ。

チャーシューの上に乗っかっている赤い顆粒は、ラーメン学会の屋台ではおなじみとなっている「にんとん」。ラーメン横綱のソレのようなペースト状のものではなく、粉末のニンニクと唐辛子を炒めたもので、あたかも一味であるかのようにパラパラっとふりかけるように作られている。

あっさりとしていながら動物系のウマミがググっと利いたスープ。原価率度外視(?)な厚手で大振りなチャーシュー。こちらも肉々しい食感を湛える。今回、メンマにはあえて特有の香りを残すように仕込んだという。その結果はちょっと懐かしいようなレトロ感につながったかな。
麺は多加水気味のストレート細麺。京橋朝市の屋台では、毎回ものすんごい行列となる。効率よくラーメンを提供しようとすると、どうしても時間との勝負となる。そこで、なるべく茹で時間の短めな麺を選ぶ事になる(そのための麺を製粉会社とコラボで開発さえしてしまうのも、この学会のすごいところだと思う)。そんな細麺、茹で上がりからある程度時間をおいてものびてしまわないことにこだわりをもっている様子。しゃきっとした感触がけっこう長持ちする。

岡山ラーメン学会の長、黒爺さんは毎回のラーメンの仕込みの中心的な存在。
朝市屋台当日には、いつも接客を担当され、コミカルなキャラクターとともに、あたたかく、やさしく、丁寧に、それでいて実に楽しそうに行列に並ぶお客に対応される。そんなだからいつもただただ、居並ぶ行列客相手に遊んでいるだけのようにも見えるし、実際、そういう揶揄めいたつぶやきも行列の中に聞こえて来たりするが、実はそうではない。
彼のブログでは「自作」がカテゴリーのトップに位置しており、それをクリックすれば、これまでの京橋朝市屋台で提供して来た数々のラーメンの仕込みの様子が記録されている。そこで注目したいのは「販売終了後の残渣」をきちっと見ていること。それは決して美しいものではなく、「ただの汚い生ゴミ」でもある。が、そこに美辞麗句一切ヌキの「食べ手」のホンネが如実に現れる。ラーメン学会は、屋台を出す度に、毎回そこを見ているのだ。

次回の出店は11月4日。さて次はどんなテーマでの提供となるだろうか。


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【備前岡山京橋朝市】
http://www99.no-ip.info/bizenokayamakyoubashiasaichi/BD/home/index.html

【岡山ラーメン学会】
http://ramenoka.m-cast.jp/

 

 

 

 

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