食べ歩きマップURL
http://tabelog.com/rvwr/000312672/rvwmap/0/0/
t_cognac's weblog
第一旭寺田店(本家第一旭たかばし久津川)@城陽市平川横道:名代特製ラーメン

この日、城陽界隈で夜の時間に業務。その前の腹ごしらえにと、移転後4度目のテラダアキラ。およそ半年ぶりになるかな?

よくリピートするお店では恒例の「メニュー表定点観測」。なんでもかんでも値上げ値上げの昨今だが、前回訪れた2022年12月の時と、価格設定は変わっていない様子。注文は「名代特製ラーメン」のカタネギヲ。実際の注文時には「並・メンカタメ・ネギヲヲメでお願いします。」となる。

裏面の方も、価格に変動はない様子。

今年5月に、コロナは5類に移行したが、カウンター席のパーティションは置かれたままになっている。

そして、移転前の店舗のカウンター席左側は、三連釜の目の前でまさしくアリーナ席だったが、移転後のカウンター席は厨房に面してはいるのだが、少し奥まったところに調理機能がある設計なためラーメンを作る様子を実際に見ることが出来なくなってしまった。個人的に残念なところ。また、この日は二人体制でお店を切り盛りしており、なんか非常に忙しそうだったと同時に注文してから出来上がって来るまでに15分以上かかってしまっていた。

ってなわけで、テラダアキラとしては随分待つのち出来上がってきた並カタネギヲ。ネギヲヲメにプラス料金は取られない。けれども、ネギどっさり。スープのバランスが破綻するのではないかとかいう人はアッチ行けシッシっ!キョートのラーメンにはたっぷりの九条ネギが合うんだYO!!

麺は京都の古典的ラーメンの顔とさえ言っても良いほどの低加水ストレート麺。昔々、京都のラーメンは「スープ」が主役だったと思う。そして昭和の頃は、ラーメン藤はもちろん、ここ本家第一旭の麺も近藤製麺工場製によるものだったのではないかと思っている。
ところが、ある時期に大阪麺哲の庄司さんが京都駅八条口Avantiに「京都百年屋」を、京都拉麺小路に「上方ざんまい屋」を立ち上げた頃と時を同じくして、元々は京都の地元密着型製麺所だった麺屋棣鄂が、近所に進出してきた「京都千丸麺屋しゃかりき」とタッグを組んで、麺に関してああでもないこうでもないと、日夜開発に明け暮れ出した頃から、京都ラーメンの「麺」は飛躍的に向上したように思う(あくまで私見ですが)。この日味わったこの麺は、いわゆるかつてのキョートの柔麺ではない気がした。低加水のストレート麺であることに変わりはないのだけれど「ますたに」や「ほそかわ」で味わう福建製のものや、「味の名門」や「大黒ラーメン」で味わう中金製麺のものとは明らかに違う、「低加水ストレートなんだけど、ちゃんとコシがあって啜り込んで快い」ものに進化してるんじゃないのコレ???

一方スープの方は、ブタブタとした出汁の味わいは深いながらも、なんかちょっと、アブラ分スクナメに感じた。

これはあまり綺麗な画像ではないと思いつつ、敢えてアゲるが、例えば同じ城陽市にある「俺のラーメンあっぱれ屋」の場合、食べている間に、麺なら麺の、スープならスープの、具材なら具材の、それぞれに独立した「味わう時間」があるのに対し、テラダアキラでは、スープを味わいつつ麺を啜り込みながらネギの薬味感とともにスライスされたチャーシューの肉の味わいも同時に味わっているような感じがある。

京都駅の東に新福菜館と並んで存在する「たかばし」の本店は、もう長いこと訪れていない。インバウンドを含め、観光客でごった返すことなく、あくまでジモティ目線で本家アキラを堪能することができるこのお店は、移転後も相変わらず自分にとっては貴重な存在だ。
本家 第一旭 寺田店 (ラーメン / 久津川駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 中華そば 一番... | 中国料理 浜木... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |
![]() |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |