昼の笑麺

コートがいらない陽気の昼休み。堀川下立売の「笑麺」へ。お昼時はお客でいっぱい。だけどお店では大将が一人で切り盛りしていた。いつもはもう一人いるスタッフが、今日は風邪で休んでいるらしい。そのため注文してからラーメンにありつくまでずいぶん長いこと待たされたが、昼休みの終わりにはなんとか間に合ったのでよしとしよう。鶏ガラ背脂醤油・細目ストレート麺・青ネギといった典型的京都ラーメンの一スタイルを食べたのは久しぶり。待たされた時間を忘れ「やっぱりコレだよな」的旨さのひとときを楽しむ。
お店から小走りで急ぐ職場への帰り、デモ行列に出くわす。その行列の横にせかせか歩きながら職場に戻ったのだが、『○○反対～』『○○を保証せよ～』と叫ぶクルマの後に続く徒歩のおっちゃんたちの列からは、何人かの人間が一応シュプレヒコールを「呟いて」いた。その語気には本当の怒りというか、訴えへの思いというか、叫ぶ声のパワーというか、そういうものを全く感じられない。なんだかまるでなにか親睦会のレクリエーションみたいな和気あいあいムードのデモ行進を垣間みるにつけ、この人たちは自分たちがこうやって行列している目的をどうとらえているのか、ちょっと疑問に思った。