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Abats奥村@ 松原通烏丸東入ル俊成町:放牧豚背アブラ二種&鰹節マヨごはんセット
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今年もGW期間にランチ営業するというツイートを見て、この日訪れる。と、先日まで工事中だった店舗西隣に瀟洒な5階建てビルディングが完成していた。
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それは「ASAI京都四条」というホテルだそうで、目下6月1日の営業開始に向けて開業準備中の様子だった。すでに開設されている同ホテルHPを見れば、確実にインバウンドをメインターゲットとしたホテルであることがわかる。
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ワタシ自身、ここ数年の間に旅先で泊まった宿の傍に、気の利いた居酒屋があれば良いなと何度も思ったことだが、「ASAI京都四条」開業後のAbats奥村はまさにその点で打ってつけの存在になるのではなかろうか?もしそうなるとしたら、メニュー表をはじめスタッフの英語対応がどうしても求められることになるのではないか?また、来店に際しては強い人工香料を控えて来店するよう協力を求めていることへの理解が、インバウンドに対してどれほど得られるだろうか?ちょっと心配だったりする。
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今回は前日に予約を入れて、開店時刻のすこーし前からお店の看板付近にてシャッター&ポールを奪取。(予約してるのだからその必要は無いのだがw)看板前に立っていると、通りゆく人が興味深げに看板に書かれている内容をじっくり見たりされていく。ちょっとは宣伝に役立ったか?(いやむしろ逆か?)
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ランチ営業の定番メニュー。この価格で十分以上の満足感を得られること間違いなし。って、まだ全品制覇してないけど。
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ランチメニューは充実しているが、そもそもは夜が中心の居酒屋さん。ぜひ、お二人様より前日までの予約でどうぞ。
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日本酒は、滋賀京都福井名古屋の地酒の他、「隠し酒」アリ。
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額縁看板に収まっている、何かの雑誌の紹介ページに書かれている同店に係る記述。「滋賀が近い京都」の地の利を活かしたことが特徴、と書かれている。また、ここに書かれてはいないが、京都大原産の無農薬野菜にこだわるお店でもある。
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ところで、お店の隣にインバウンドがメインターゲットのホテルが近日オープンすることを先ほど書いたが、実はお店の真向かいもコレまた「ホテル松竹雲」であり、こちらは2019年3月に開業したそうな。
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さて、前置きがずいぶん長くなってしまった。今回の目的は、期間限定メニューのこの二種。
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開店時刻となり、行灯が灯る店内へ。
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店内にもランチのメニュー表があって、
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注目したいのは「ごはんの量」が明記してあること。ちなみにワタシが学生時代にアルバイトしていた某ホカ弁チェーン店の場合、ごはん一人前は250gだった。もちろん、一回一回をきちっと目方を測って出すのだが、やがて慣れてくると手の感覚で「250gってコレくらい」が分かってくるものだった。って、全然カンケーないハナシね。
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こちら、同行者注文「放牧背アブラの味噌醤油血合なし鰹節自家製マヨネーズご飯セット」。
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北海道産キタホナミ100%全粒粉入り細麺。麺屋棣鄂の品番では「東#18」の麺量130gだそうな。「丁寧に引いた魚介出汁に煮干しと味噌を合わせた力強く芳醇な醤油」と、メニュー表では解説しているが、実際に味わってみると「味噌」と「醤油」の明確な存在感を感じるとともにゴロンと大粒の放牧豚背脂がまろやかさを増幅させて非常に美味い。
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ワタシは「放牧背アブラの貝塩血合なし鰹節自家製マヨネーズご飯セット」を、ちう悶www
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こちらは「魚介出汁としじみのかえしを合わせた塩」。全体的に淡い優しい味わい。薄味にして、ものすごく、深い。そして背脂がやはりまろやかに組み合わさる。また、ぷりっぷりで噛みごたえある美山地鶏に丁寧な仕事が施された極太メンマのザクボキした食感、無農薬新玉葱と黒バラ海苔がスープの味わいにさらなる奥行きを添える。
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「味噌醤油」の方は細麺だったが、こちら「貝塩」には、ぐりんぐりんに縮れた超太麺を起用。こちらはMM3#10もみ150gだそうな。びろんびろんでモチモチむちむち、啜り込むと口で暴れる食感の面白いこと美味いこと!
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さらに、セットの血合なし鰹節自家製マヨネーズご飯。不均一で手仕事感のある削り節は、鰹箱でリアルに削ったであろうことを思わせ、自家製マヨネーズともよーく合う。貝塩の残ったスープで出汁茶漬け風にしようか?と一瞬思ったが、それだとマヨネーズと合わなくなる気がして、敢えてこのままいただくことにした。
いつもランチ営業にばかり寄せていただいているところだが、毎回とびっきり美味しいものを楽しませてくれる素晴らしいお店であることに間違いはない。ただ一つ残念なのは「美味しいものは、すぐになくなってしまう」ってことだ。
Abats 奥村 (日本料理 / 五条駅(京都市営)、四条駅(京都市営)、烏丸駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
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