麺食堂88@天理市蔵之庄町:中華そば醤油&特製つけそば

この日、弦乃月の一時休業前最終日であることは承知だった。が、そうであるがゆえに朝早くから昨日以上に開店待ちがエスカレートするだろう(実際、かなりの鉄火場となったそうだ)と予測し、やはり「超早起き」はヤメておいた。
そこでこの日は、かねてから気になっているちょっと遠くのお店に向かった。現店舗への移転前、 磯城郡川西町結崎にあった頃に一度だけ訪れているが、移転後は今回が初訪。以前は「蔵八」というお好み焼き店だったテナントに居抜きで入った様子。15台分の駐車場があり、クルマでのアクセスは非常によくなった。現店舗は2019年10月29日に開店したそうで、改装後間もない真新しい状態。
ノレンは前の店舗のやつをそのまま使っている様子。
日曜日の昼どき、家族連れ客等で賑わう。ウエイティングシートは無し。全員揃って順番を待つルール。混雑時は店先に丸椅子数個、天候が良ければ駐車場と隣の敷地の間に程よい高さのコンクリートブロック塀があるので、ソコに腰掛けて待つことも出来る。
やがて店内から順番に声がかかり、先に食券を買うように案内される。ん?左っ側にあるマグネット(?)...あの方のTwitterプロフィールアイコンだぁ。
券売機ボタン拡大図。この券売機の左側側面に、あの方のステッカーがあったのを確認。そういうところを見逃さないのがワタシ。
そしてもう一枚、業界有名人のステッカーがあったのを確認したが、その方だどなただったか、失念。そういう中途半端なヤツも、ワタシ。
で、かなり迷って特製つけそばを、同行者は中華そばを注文。
やがてカウンター席に案内される。メニュー表はカウンター席にもある。以前はあった「塩」は、現在メニュー落ち。
また、自家製マヨネーズの豚マヨ丼もメニュー落ちしている。きっと、それ以外のものの仕込みだけでも精一杯なのだろう。
メニュー表の他に、お店で使用している食材のスペック一覧がある。自店で提供するものは、素材にこだわり無化調で、すべて自店で作る。そういうお店だから、わざわざ足を向けて見た。
テーブル上には味変アイテム色々。ラー油とリンゴ酢はジャンクそば専用&牡蠣醤油はTKG用。
やがて出来上がってきた同行者注文の「中華そば」。いわゆるノスタルジックな感じとは違い、レアチャーシューにザクッと刻んだ玉ねぎをトッピングした独特のもの。この日の出汁は、普段より丸鶏比率の高いスープだったそうな。「普段」を知らない我々には、とにかくコレが移転後初。
そして、ワタシが注文した「特製つけそば」も出来上がってきた。
「特製」にはこの別皿がつく。そのままいただいてもいいレアチャーシューに、黄身を意図的に涙ぐませた半熟味玉。
スープの出来が良いとする中華そばにしようか、随分迷ってのだが、麺を思いっきり味わいたく、つけそばを選択した。かつて結崎の店舗でいただいたときより、かなりバージョンアップしている様子。つけ汁の味はつけそば用に酸味と程々の辛味が施されつつ、土台になっている鶏出汁感は品よく、奥深く。ざくりとした玉ネギとともに2.5〜3cm角のサイコロ状チャーシューがゴロゴロと潜めてある。
麺は….とりあえず、つけ汁にひたすこと無く、麺だけをしばらく啜ってみる。 ああ、やっぱりイイねぇ。艷やかで、しっとりとして、啜り込んで快い弾力性にモチモチ感。器に盛るときに程々の水分を意図的にあえて保って、しっとり感が持続するようにしているのを「水切りが甘い」と論評するのは早計というもの。ものすごく考えて作られていることが伺える。製麺段階はもとより、茹でて、冷水て締めて、盛り付けて、食べ手に提供するまでの一連の流れを緻密にプログラム化したオペレーションであればこそ成立するものなんだろう。とにかく、実に印象に残る麺だ。
食べ終わって、お店を出るときには中華そばが売り切れになっていた。
昨今では滋賀県内にも自家製麺・無化調・素材にこだわるお店は複数存在するようになってきているが、奈良県ではどうだろうか?自身が居を滋賀に移してからというもの、ちょっと遠くなってしまったが、また是非リピートしたいところ。

麺食堂 88ラーメン / 帯解駅
昼総合点★★★★★ 5.0

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 担担麺 胡(え... 総本家 ラーメ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。