極龍拳×凜華 せら@龍旗信京都店:華やかなラーメン定食

はい。行って来ましたよ。
今回は、天気のこともチト気になったんで公共交通機関で出動。


この日の幟。でも今日って「凜旗信」じゃなくて「極龍拳」+凜華せら嬢のコラボよね確か。

朝9時の時点で、福島鰹からは胡蝶蘭が届いていた。してその朝9時現在、すでに先客7名。

やがて行列はあれよあれよという間に伸びて行く。

そして、次から次へ、せっせせっせと祝い花が運ばれていく。なんだかまるで、新規開店セレモニーのような盛り上がり方。


そして、開店5分前、本日の厨房を取り仕切る一同が店先で挨拶。


祝い花を送られたこの方も、ひっそりと行列の中にいらっしゃったらしい。


本日のメニュー。本日のナカミを余り詳しく知らずに並んでいるワタシは、この「キュンとなる一皿」に非常な期待感をもった。
キュンとなるって、なんだろう?
酸味でキュン?
冷涼感でキュン?
締まりのあるサカナダシでキュン?
とにかくいろいろと頭の中にある引出しから思い出しては想像を拡げていく。
「キュンとなる」って一体どんなだろう?
これまでにさまざまな思いもかけない豪華な内容を提供して来てくれた極龍拳だけに、敢えてナカミを伏せて「キュンとなる」とだけ表現しているのだから、これは相当な仕掛けがあるのだろう。
 

....と、この時はもう本当に、非常に期待していたのだ。
で、ほぼ定時に開店し、ファーストロットのお客が出たあとに我々の順が巡ってくる。
しばらく待って、まず配膳されたのはコレ。

ごはんと、みそ汁と、漬け物と、オカズである。して、これらが、
「紘子のせんべい汁」
「凜華 せらセレクトお漬物盛り」
「具無し塩出汁の炊き込みごはん」
「そして、キュンとなる一皿」
であり、オペレーションの関係上「先にこれらを召し上がれ」という。
キュンとなる一皿...

それはなんと、
「タコさんウインナーと甘い味付けの玉子焼 凜華 せら 自筆の旗のせ」

であるようだった。

コレには、凹んだ。

というか、このメニューに変な期待を寄せてしまったワタシが馬鹿だったのかも知れない。
が、それにしても、天下の極龍拳でタコさんウインナーと甘い玉子焼が出てくる意味がワタシには理解できなかった。後ほどある方からミクシィでコメントいただいたところから知るにコレ「深夜食堂」というマンガ(?)ドラマ(?)の、第1話がそうらしい。しかし、そうであっても、そんなもん、ワタシゃ知らん。

そして、「凜華 せらセレクトお漬物盛り」。
それはつまり、ナスとオクラの浅漬け。
「凜華 せらセレクト」といっても、その糠床を数日前にイチから松原さんが仕込んでいたのをFB上で見て知っている。糠漬けにしては、漬かり方が浅すぎてゴハンのお供には今ひとつ。さらに、なんでココに漬け物ではないプチトマトが存在しているのか?(もちろんソレは彩りのためであるとは思うが、なんちゅーても天下の極龍拳がこれでいいというのか)これでは、ウチのヨメがいつも作る恐妻弁当とそう変らぬではないか。ワタシは、安くはない代金払って「天下の極龍拳」を味わいに来ている筈だ。コレにも、かなり凹んだ。
「紘子のせんべい汁」は、味噌汁としては具沢山でまあそれなりに美味しかった。が、悪いけどこのレベルなら家庭料理でも十分に出来る。
何度でも言おう。ワタシは「天下の極龍拳」の極龍拳を味わいに来ている筈だ。
「具無し塩出汁の炊き込みごはん」は、龍旗信のあの塩スープで炊き込みごはん作れば、なるほどこうなるでしょうねというもの。そこに深い創作的意欲を感じられるものではなかった。

以上、メインの和え麺の前にコレを召し上がれ、であったことにも、かなり凹んだ。
定食のゴハンやオカズや漬け物はコース料理の前座ではない。ましてや、オペレーションの都合で先にコレ食べてて、というのは作り手側の都合が前に出た理屈。しかし、今回は「ラーメン定食」と銘打っているではないか。 

何度でも言おう。ワタシは「天下の極龍拳」の極龍拳を味わいに来ている筈だ。
これらの4種を平らげ、少しお腹がくちくなったかなぁというタイミングでメインの和え麺が登場。

マゼマゼしてしまうのがモッタイナイくらいに美しく、具沢山。

「添えてあるネーブルはお好みで絞って下さい」と、本日のホール担当、麺屋中野の中野氏が言う。


なるほど、塩味の和え麺である。
が、極鶏のあの鶏だくパワーはどうした?
拳の芸は、具材の野菜の豊かさか?
そもそも『京都のラーメンを、もっと盛り上げたい』から始まった「極拳」の初心は、一体何処へ行った?

というのが正直な感想。

今回、「凜華 せらさんとのコラボ」という面を出そうとするにいろいろと考えた結果、こうせざるを得なかったのかも知れない。

だから、ここで今回のメニューに踊っていた「凜華 せら」の名を、仮に「呈蒟蒻」に置き換えてそのまま出したとすれば、どうなっただろうか?を考えてみよう。

あの「極龍拳」が今度はなにをやらかしてくれるのか?という期待を胸に、3時間を平然と越える待ち時間を耐え抜いて、いよいよ究極の麺料理を味わえる!と感極まったタイミングで、

「呈蒟蒻のタコさんウインナーと甘い玉子焼」
(呈蒟蒻?誰?それ?)
「呈蒟蒻セレクトの浅漬け状態のオクラとナスの糠漬け」
(いやいや、極龍拳のラーメン味わいにきてるんだよ!) 

....この時点できっとブーイングの嵐ではないだろうか。

 以上。
今回の限定150食のウチの1食を味わった感想。
あとの149食は、絶賛の嵐なのかも知れない。たとえ、そうであったとしても、わたしは上述のように感じとめていたことをここに書き残しておきたい。

追伸:当日はじめてそのお姿を見た凜華せら嬢の容姿端麗であったことは、言うまでもない。お美しい方であった。

 



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2013.06.02【極龍拳】参加店
 麺屋極鶏
 龍旗信 京都店
 拳ラーメン
 麺屋棣鄂

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (たくや)
2013-06-09 20:45:57
全く同意見です。
京都を盛り上げるという初心。
どこ行ってしまったんでしょうか。
 
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