U-WAVE 天下ご麺 ブランチ@ブランチ大津京:ビワコ・フロマージュ&蟹の冷しつけ麺

かつてのラーメン藤雄琴店跡に麺屋 聖(〜kiyo〜)雄琴店、イオンスタイル大津京にたかばしラーメン、MEGAドンキ大津店トナリにキラメキノトリ、そしてココと、なぜかラーメン店の新規開店が続いた近頃の大津京界隈。「天下ご麺」のブランドは過去に幾度か食べたことはあるが、ブランチ大津京に出来た新店舗はどんなだろう?と、この日、買い物ついでに寄ってみた。
店内に入ると、鬼がラーメン喰っとる。
なんでも、穴太衆積みの石垣と、鬼のオブジェと奥のスクリーンに映る映像と音楽と、さらに設計も含め、この店舗全体が「食と文化と音楽」という芸術的な空間である、という表現なのかコレは???
券売機は縦長大画面タッチパネル式で高額紙幣対応型。食券販売機の中でも最高級品の部類か?(知らんけど)
で、同行者は何となく「ビワコ・フロマージュ」を、私は冷やしのメニューが食べたかったので、この季節にカニってどうよ?とか思いながらも「蟹の冷やしつけ麺」を選んだ。
で、これがこの日の天下ご麺大津京ブランチ店の「ビワコ・フロマージュ」。
“フロマージュ”とは、フランス語でチーズのことを指すそうな。で、「ビワコ・フロマージュ」は、天下ご麺の各店でこれまでにも第4回滋賀スタンプラリー限定商品として提供されたメニューらしい。鶏白湯にモッツァレラはじめ数種類のチーズと、白味噌を組み合わせたスープに生ハムとルッコラの具材…。コレはそうとう、独創的というか、前衛的というか…。鶏白湯・チーズ・白味噌の分量的なバランス配分は、このメニューを開発者自身が相当シビアに行わないと、狙ったところの味わいにはならないのではないだろうか。ちょっと味見させてもらったところ、鶏白湯を白味噌が掻き消したところに必要以上に多量のチーズが中華麺にネットリとまとわりついていて、おそらく開発時のバランスとはかなり異なっているのではないかと思わざるを得ないものだった。また、具の生ハムはサービス精神なのか何なのか、必要以上に分厚くキャラメル状にカットされているため、鶏白湯白味噌チーズ混沌としたところに強い塩味と異質な食感を感じざるを得なかった。
いっぽう、蟹の冷やしつけ麺。
まず、麺自体はキュンと締まって、啜り込んで見て、なかなかにいい。
つけ汁の味わいは、確かにカニのソレ。しかし、かつての麺屋裕のような旨みをギュッと詰めたようなのとはかなり違う。あたかも冬になるとスーパーに出回るカニ鍋用スープをそのまま冷やして出したかのような印象。麺の器に載っかるカニ身は、まあ、カニ身だが、冬の季節に味わう旬のジューシーさには、やはり及ぶものではない。今回「暑かったから冷たいメニュー」を求めた結果は、自己責任だ。やはり季節の旬に相反するものに、あまり期待を寄せない方がいいものだという教訓を、今回は得た気がしている。
もし、厨房でオーナー藤井氏が調理を手がけていれば、今回のような感想にはならなかったのだろうか。はたまた、今回味わった二種を、天国にいる佐野実氏が味わったなら、さて、どんなことを云うだろうか…。


天下ご麺 ブランチ大津京店ラーメン / 近江神宮前駅大津京駅南滋賀駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.0

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