中華そば 大林 本店@鈴鹿サーキット:鴨中華塩+梅茶漬け&鯛塩そば+鯛茶漬け

近頃世の中コロナコロナとまるでムカシのトヨタの回し者のような日々が続くが、こういう御時世だからこそ、青い鳥を追いかけたい…。
というわけで、かねてから気になっていたお店へ同行者を伴いGO。
行ってみたらソコは、ほとんどホンダのお膝元、鈴鹿サーキットの真近くだった。
玄関先にあった看板。鴨中華そばと鯛塩そばの二本が主軸なのね。
食券販売機のボタン配列は初めて訪れた我々にも分かりやすい。
で、ワタシは鴨中華の塩+茶漬け、同行者は鯛塩そば+鯛茶漬けを選択。
コレは後になってこの文章を書いている今、気づいたことだが、買った食券にある茶漬けの種類、梅・昆布・野沢菜・台湾のどれかにボールペンで○印を書いて渡すシステムだったようだ。
券売機には限定麺のボタンが3つ。インスタもツイッターもフォローしているので裏メニューも発動することはできたが、ソコはソレ、初訪ではデフォ頂かないとねぇ。
注文し、出来上がりを待つ間にテーブルにある「和え玉」の紹介を眺める。
和え玉紹介の裏側には、各メニューの食材に係るスペックが。
そして出来上がってきた注文の品。まずは「鯛塩そば」。屋号名入りラーメン鉢は白一色のシンプルな器にして、その受け皿に放射状の直線をあしらい、それらのトータルで器の中身(ラーメンそのもの)を際立たせるというデザインセンスの良さ。
続いて「鴨中華そば」。一見、鯛塩同様のルックスながら、いずれも出来上がって運ばれてきたときに立ち登ってくるカホリが違う。具材について、鯛塩にはチャーシューのほかに青菜をあしらうが、鴨中華ではお約束みたく鴨肉に焼き目を付けた白ネギが載っかる。
スープの味わいは、各素材が一体となって、決してどぎつくはないのに鮮明な旨味がすぅーっとやってくる感じ。無化調で天然素材だけを使ってスープをとると、スープ単体としてはとても美味く感じられるが、いざ麺と合わせた途端に頼りなく感じられてしまう…という失態を、ワタシはかつてラーメン自作に傾倒していた一時期に幾度も経験しているのだが、鴨中華も、味見をさせてもらった鯛塩そばも、そのようなモノタリナイ感は皆無。さりとて、過剰でもなく、本当に、すぅーっと入ってくる感じ。そしてそれらは両方ともきわめて「日本料理のダシ」的な味わいであり、これらを「中華そば」と称してしまうのは、なんだか違う気さえした。
自家製麺の全粒粉ブレンド麺、食感的に強い主張を持つタイプではないが、啜り心地優しく、スープの特質によく沿った造りに感じる。ちなみにこの麺、テボで茹で上げたところを平ザルに移し替えて湯切りする、というやり方で調理される。テボで茹でたら湯切りもテボのままで良かろうと思ったりもするが、やはりそこにはわざわざテボ→平ザルのプロセスを経る理由があるのだろう。
おおよそ麺を啜りきったところで、お茶漬けのひととき。鯛茶漬けには文字通り鯛のほぐし身、花あられ、刻み海苔、そしてワサビが添えてある。
梅茶漬けの方は、花あられ、刻み海苔、しらすに梅肉、
残ったスープを注いでジルジルといただく。やはり、これは日本料理的な美味さ、味わいだ。
お店を出て、表通りにあるカンバンをあらためて見てみる。「中華そば」の文字の傍らに、黒地に白抜きの”Japanese ramen”とある文字が、このお店の味わいを端的に表している気がした。
ところでこのお店、近くの大型店舗フードコートの一角に二号店を出しているらしい。この味わいを、フードコートで….というのも、好奇心が蠢く。やがて機会を捉えて訪れてみたいモノだ。




鴨と鶏 中華そば 大林ラーメン / 鈴鹿サーキット稲生駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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