NO-NAME noodles@無鉄砲京都本店駐車場特設屋台:今年最後の限定ラーメン

大晦日といえば、一乗寺麺将重厚軍団の毎年恒例大晦日限定で食べ収めがここ数年の通例。だが2018年末押し迫る中、突如無鉄砲広報部の告知ツイートが。そのツイート内容から分かることは、大晦日の11時からムテ本店駐車場スペースでNO-NAMEの臨時営業を行うということ、以上。どんなラーメンがどのようなかたちで、何食程度用意されているのかといった詳細は全くもって不明。まあ、「NO-NAME」をやるということはつまり、シゲちゃん(=無鉄砲グループ赤迫CEO)がラーメン作りの陣頭指揮を執る営業になるに違いないということだけは、想像がついた。このツイートがなかったら、この日は一乗寺麺将重厚軍団にポール狙いでシャッターを考えていたが、急遽予定変更。開店一時間前到着を目標として現地に向かった。

その結果、今回の移動手段には、リコーダーからフルコンサートグランドピアノから管弦打楽器からヨットからマリンジェットから空調システムからスポーツカーのエンジンユニットから...と、凡そ世界中の企業の中では、まず考えられないような超多角的なモノヅクリを行うブランドの、バーハンドル&チェーンドライブで、ガソリンを燃料とする4サイクルエンジンユニットとしては比較的単純な構造である空冷単気筒シングルオーバーヘッドカムシャフト2バルブエンジンの車両を選んだこともあって、目標到着予定時刻よりも少し早く現地着。(ほれ、BMWのバイクはあるけど、BMWのシンセサイザーなんか、ないだろ。ハスキーの農業機械はあれど、ハスキーのヨットは、ないだろ。KTMだって、タイヤ履かせて走る車両は作っていても、音楽業界には無縁だろ。そんなことを思えば、本当にすごいというか、類まれなブランドが我が国にはあるのだ。...いかん、すっかり本題を離れとる。)

 

けれど、そんな風に文脈が本題からすっかり外れてしまうのは、やはりこの地に留め置かれている数々の舶来車両を見るにつけてのこと。(そんなシゲちゃんは、絶対に車好きに決まってる。そういう話題で彼と話したことはないけれど、ムテ本店に行けばそういう匂いは豚骨臭とともにプンプンと漂うのだ。)
さて、あだしごとはさておき、この日のレポだ。およそ開店一時間前にして、居並ぶお客は自分を含めて12名程度。いずれも熱烈なムテヲタな方ばかり。かつ、あちこちのラーメン屋でしょっちゅうシャッターしているような一般的なキモいラヲタの姿は見当たらず。やはり、突然の告知に靡くのはジーニアスなムテヲタだっちゅうことだな。で、この日の行列、開店時刻あたりにはとうに50人は超え、そうなるよりも前にムテ本店駐車場は満車になった。(やはり今回、バーハンドル&チェーンドライブで、ガソリンを燃料とする4サイクルエンジンユニットとしては比較的単純な構造である空冷単気筒シングルオーバーヘッドカムシャフト2バルブエンジンの車両で来ることにしたのは正解だった。)で、注文はどうしようか問題だが、ノーマルのラーメンは700円。しかし、それだと結構具材の乏しい、ちょっと寂しいルックスのラーメンになってしまいそうな気がしたのと、臨時営業でお釣りのやり取り面倒くせえ、ええい千円でドンと乗っけろやぁ!という客側の心理をうまく突いた価格設定に今回はターゲットを絞りこんでいるように思えて、スペシャルトッピ、いっとくことにした。

 

このムテ本店”NO-NAME"に行かれたことのある方ならご存知のように、この仮設店舗はプロパンガスや冷暖房&照明用電気設備に若干の改造を加えた2台のキャンピングトレーラーからなり、1台はキッチンカー、1台はダイニングカーとなっている。前回前々回の営業ではキッチンカーの方にはシゲちゃん+若干名のアシスタントが入り、厨房内は複数人での動きを成していたが、今回はそこを敢えて、シゲちゃん一人がワンオペでやってた。で、ラーメンは基本3人前ずつ作っていくような流れを確かめるようにして作業していた。コレが今回の"NO-NAME"大晦日突然臨時営業における最大のポイントだと思う。なぜ、そのようなことを敢えて行うのか...そこに、今後に向けた壮大な計画がきっとあって、今回は敢えて実験的にワンオペでやってみた、という風に思えるのだ。

そして今回のラーメン、スープに使う素材は鶏だった。そして、豚ロースのチャーシュー、地鶏、半熟味玉、九条ネギ、海苔の上に魚粉を載せたトッピング。

スープの味は、NO-NAME初回の天草大王スープの出汁の味とは幾分違って感じされたので、天草大王は使っていないのかと勘違いしたが、実は天草大王を中心に他種の地鶏も加えてとった出汁だったようだ。濃厚感は十分。中太の麺もしっかりとした食感を保ちつつスープをよーく持ち上げてくる。寒かったし、それなりの時間もかかったけれど、やはりその場に居合わせて過ごしておきたい時間と、それに見合うだけの値打ちがあるラーメンをいただくことが出来て良かった。

無鉄砲 本店ラーメン / 木津駅平城山駅上狛駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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