京都千丸 麺屋 しゃかりき@千本丸太町：10周年プレミアム仕立て「地鶏鶏白湯らーめん」

今日は、やっぱりココだ。開店10周年おめでとうございますだ。ただ単に開店何周年ということだけでなく、毎年周年祭をイベント的にとらえて限定ラーメンを用意し、僕らのようなさもしいヲタども相手に大きな楽しみを与えてくれていることをとても有り難く感じている。これまでに行なわれた周年記念限定すべてではないが、それでも

しゃかりき9周年「東京軍鶏×近江地鶏 鶏白湯 鯛煮干しらーめん」

しゃかりき9周年「豚骨×地鶏プレミアム濃厚魚介つけそば」

しゃかりき8周年＆麺屋棣鄂80周年前祭 8×80 Anniversary「地鶏魚介醤油つけそば」 ～鬼KA☆JI テイスト～

しゃかりき8周年＆麺屋棣鄂80周年前祭 8×80 Anniversary　鯛煮干しと近江地鶏の『鶏白湯つけそば』

しゃかりき７周年記念限定「名古屋コーチンの海老ワンタン塩そば」

しゃかりき６周年記念限定東京軍鶏とかたくち鰯醤油つけそば

と、ココ数年は必ず食べに行っている。お店に向かう途中、東寺のところの交差点で信号待ちしている間になぁんとなく撮ったのが上の画像。コレだけで、いかにもキョートでしょ（んなこたないか）。

土曜の朝、ちょっとモタモタしていて開店前のシャッター＆ポールは叶わなかったが午前中のうちに訪れると待たずに席に着くことが出来た。

 注文はいうまでもなく本日の限定なのだが、このお店に訪れた時にはその都度レギュラーメニューを画像におさめることにしている。なんでもないことだが、これはこれでお店の変遷を語る一つの資料となりうるからだ。

そして、今ではレギュラーのらーめんスープに二種の味わいを用意し、好みで選べるようにしている。

さてここで、１０周年記念ということなので、コレまでのレギュラーメニューの変遷を見ていくことにしてみようか。

 2004年10月15日。初めてしゃかりきに訪れたとき、当時のガラケーで撮った画像。このとき、たまたまデジカメをを持ち歩いておらず、やむなくケータイで撮ったこの画像が今では貴重な記録に。当時の自分がしたためた日記もまだ残っている。

 2005年12月09日。手書きだったものがワープロの文書にかわるとともに「つけそば」を主力とし始めたことが見て取れる。

2006年6月29日。このあたりから「期間限定らーめん」と定食が始まった様子。

2007年11月24日。まだ「濃厚豚骨魚介」とか「麺屋棣鄂」といったキーワードは表に出て来なかった。

2008年5月2日。つけそばに限定メニューで人気の高かった「濃厚魚介」がレギュラー入りした。

2009年6月15日。横書きメニューとなった。

2010年5月15日。このメニューだったころがミヤとかコシタンとかいつも厨房に居た時期たったかしらん。けっこうこのメニュー表はこのあと2012年1月まで続いた。（無論、それ以前もその当時も、期間限定メニューは枚挙の暇がないほどで、とりわけ旧工場がすぐ近くにあった麺屋棣鄂とのさまざまな試みが繰り広げられた頃だった）

2011年1月2日。レギュラーメニューがメニュー表に収まり切らないような感があった。いったいどれが限定でどれがレギュラーなのか？麺の切刃番手とグラム数とかとか、今にして思うとかなりマニアックになりすぎていた？？？

そんな頃、ノレンが二代目になり、お店が改装され、ミヤが卒業し鈴鹿に「Menkouともや」を開業し独立した。

2012年5月17日。写真入りのメニューとなっていた。この頃になると、次の世代のスタッフがしゃかりきの次の時代を支えるようになっていった感がある。ともあれ、店主梶さんにとって、この10年は激動の10年であったことだろう。

ハナシがすっかり逸れてしまった。本題に戻ろう。この日の10周年記念限定、10周年プレミアム仕立て「地鶏鶏白湯らーめん」、注文後数分で登場。四角い器がなんともユニーク。

味わってみる。丁寧に、かつ濃厚に、鶏白湯としての粘度感を持ちながらネガは一切感じさせない品のいい鶏のダシ。加えて貝を感じさせる和テイストも含ませながら...という独特のスープ。そこに平打ちの手揉み麺。豪華な肉類にはほとんどナマじゃないのかという気がしてくような生肉風味のレアチャーシューに炙った地鶏。

それは十分に個性的だし、10周年記念限定らしい豪華さもある。
が、私にはあんときの鶏白湯のインパクトがもっとこのラーメンに込められていたらなぁ...という思いもどこかにあった。
この日の限定５０食を味わった方にはいろんな感想がおありのことだろうと思うが、私は、鶏は鶏だけで、どんっ！っとウマイっ！みたいなあっけらかんとしたストレートな表現がもっと前に来てほしい気もしていた。

いや、それでも総合的には非常に美味かったんだけどね。
....いつまでたっても、ラーメンって難しくも面白いねえ。

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【京都千丸 麺屋 しゃかりき】

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京都千丸しゃかりき （つけ麺 / 二条駅、二条城前駅）
夜総合点★★★★☆ 4.5
昼総合点★★★★☆ 4.5