奥山の癒し処 風緑@河内風穴:もりそばと天ぷらと黒豆ごはんとかけそばと摘みたてイチゴのかき氷

この日は同行者らのリクエストで、訪れたことのない蕎麦店にむかうことした。店名の通り、かなりの山奥にあるお店。

実際に行ってみればそこは、かれこれ20年ほど前に一度訪れたことのある滋賀の観光スポットの一つ、「河内の風穴」駐車場の傍らだった。つまり、河内の風穴に訪れる観光客をあてこんで山奥のこの地に開業したと思われる。また「かざみどり」という店名から自分は勝手にその店名を「風見鶏」と脳内変換していたが、正解は「風緑」だった。
店内、厨房に面するカウンター席が3席ほどあり、さらにその奥に8人掛けテーブル席が2=16席と、店舗一番奥の渓流が見渡せる眺めの良いカウンター席が6席ほど。私達が訪れた時、8人掛けテーブル席はそれぞれ8人組のグループ客2団体で満席で、私達は幸いな事にお店一番奥の眺めの良いカウンター席に通していただいた。
シーズンによっては、十割そばと二八そば両方の設定があるようだが、わたしたが訪れたこの日、蕎麦のメニューは一本化されていた。この中から同行者一名が「かけそば」を選択。ワタシは「もりそばと天ぷらと黒豆ごはん」をそば大盛りで注文。
そして、暫し待つ。店舗一番奥のカウンター席はすぐそばに8人掛けテーブル席。ソコにいたグループ客、昼間っからビール呑んでマスクを外したままでっかい声でギャハハガハハと騒がしい。これ、去年までならまあ少々ウルサイなぁで済ませたところだが、コロナ禍の今にあって、自分のスグ背後でマスク外してギャハハガハハは、クラスター化が心配になるほどで、たまったものではなかった。
で、たまらないので、店の網戸を自分側に寄せて開けて少しでも換気できるようにしてしばし過ごす。それにしてもココは居酒屋ではない。今のこの時期、不特定多数が密集せざるを得ない環境の中で、グループでの宴会どんちゃん的振る舞いは遠慮していただきたいものだった。お店側としても、この手のグループ客に静かにしろとも言い難いだろうし…。
こういった状況にならないようにするには、やはり客席レイアウト的なコロナ対策だろう。今回訪れてみて、この点は非常に残念なポイントとなってしまった。
幸い、自分たちの注文が出来上がってきた頃には騒がしいグループ客らはお店を出て行き、一安心。先にやってきたのは同行者注文の「かけそば」。薬味のネギと天かすは別の小皿で出してくれる。麺とツユに自信があることの表れか。味見はさせてもらわなかったので詳しいことは書けないが、同行者いわく「美味しいけど、お蕎麦が少なくて五口啜ったらもう無くなった」と、かなりスクナメのようだった。
そしてワタシが注文した「もりそば大盛り」が出来上がってきたのは、同行者が「かけそば」をすっかり食べ終えてしまって、しばらく経ってからのことだった。
細切りの蕎麦はある程度、麺線の長さを保ち、香りも豊かで喉越しよくツユもしっかりダシが効いていてなかなかのもの。
やがて天ぷらと黒豆ごはんも運ばれてきて食卓は随分とにぎやかになる。
天ぷらは十種類の季節の野菜。塩でいただく。野菜のひとつひとつが美味い。
黒豆ごはんには滋賀なのに奈良漬けが付いてくる。奈良漬けにありがちなアルコール感が程よく抜けていて、奈良漬けがあまり好きではない自分でも抵抗なく食べることが出来た。
そして黒豆ごはん。超大粒の黒豆。地味ながら、めったに出会わない素朴な味わい。総じて、なかなかイイものを食べさせてくれる。


さらにこのお店、かき氷のメニューを通年で置いているらしく、さっき「かけそば」を食べた同行者が追加でコレを注文した。かき氷に使う氷はお店近くの湧き水を自家製氷したものだそうな。
で、ソレがコレ。
ちょっとおすそ分けしてもらって食べてみる。
!!安っちいイチゴシロップとはぜんぜん違う、ホンモノのいちごを食べている感じ!
と、提供してくれる食べ物は「かけそば」の量的な少なさ以外には総じて満足感の高いものだった。ただしグループ客で混雑するときはコロナ以前の居酒屋のような状態になってしまうこともある、というところかな。


奥山の癒し処 風緑カフェ・喫茶(その他) / 彦根)
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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