水汲みに行ってみた

こないだフラッと出かけた時に、よさげな水を見つけたのだが、生憎そん時には、持ち帰る容器がなかったので昨日あらためて行ってきた。
それは「二ツ井」という名。このあたりの「井平尾」という地名も、この二つの湧き水に因むそうな。

まずは「樫の井」から。

「井」といってもつるべで汲み上げるような井戸ではなく、向こうのパイプのところから水がドバドバと流れ出ている。
持参のPETボトルに入れてみると、ボトルにはたちまち水滴が付く。それだけ冷たいわけだ。

続いて「柏の井」。先ほどの「樫の井」のから20mほどのところにもう一つの湧き水がある。

こちらの方は屋根に守られ、祠の前から清冽な水が静かにこんこんと湧き出している。
コチラの水もPETボトルに詰めてみる。
宇治の「桐原水」や宇治田原の「弘法さんの水」のように、ウチから少し行ったところにはいくつかの名水があるが、この「二ツ井」は湧き出す水の勢いがいい。
そして昨日の夜、ウチの近くの意外なところに湧き水があるのをネットで見つけたので、今朝行ってみた。

探し当てた場所は、普通のクルマではちょっと入れそうにないような(軽の4駆なら何とかなりそうな)山道だった。

水場はコンクリートで整備してあって、水が汲みやすいようになっている。水を満タンにしたいくつかのポリタンクがおいてあったり、なぜかタワシに台所用合成洗剤が置いてあるあたり、この水場のからすこし登ったところにあった一軒家(信じられないようなところに家がある)の主が整備したものと思われる。
これをPETボトルに汲んで帰った。

お昼はウチで、この前の望麺会でいただいた郡山ラーメンを作る。
そういえば、ウチでナマ中華麺を茹でるのは久しぶりだ。
麺、スープ、メンマのセットに玉子・豚肉・ネギを追加していただく。動物系のダシはあんまり感じないわりにラードが多目のスープに透き通った茹で上がりの麺。けっこうウマかった。

午後は伏見に移動。
目的地その1は御香宮神社。この近くに来ることは多いのだが、水を目当てに来たのは初めて。なんと、神社本殿のすぐ左に水が湧いており、「カシコミカシコミテェ~...」と礼拝が行われているかたわらに水を汲みに来た人が順番を待っている。

目的地その2は伏見トレビの水。なんのことはない。天天有大手筋店の真ん前のところにある噴水である。近所の人たちが買い物ついでに気軽にPETボトルに汲んで行く。


ってなわけで、現在、ウチには昨日汲んで来た加茂町井平尾の二ツ井の名水・宇治白川沿いの湧水・そして名水百選の「御香水」と伏見トレビの水がある。
やはりそれぞれの水に違う味わいがあって、面白いもんだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-09-05 12:15:51
はじめまして。
私も名水を求めて時々ドライブに行きます。以前は鞍馬の山の中にあった湧き水が好きだったのですが、最近は汚染されていて湧き水も廃止されてしまいました。
御香水も、最近は伏見の地下水の水質の悪化が著しくて酒蔵も使用してないところがあるらしいです。
御香水はいかがでしたか?それでもなおまだおいしいのであれば一度行きたいと思います
 
 
 
どなたか存じませんが (t_cognac)
2007-09-18 22:58:30
コメントをありがとうございます。
ちょっとラジカルかも知れませんが、「汚染」がコワいなら水道水だってたいがい怪しいもんだという気がします。また、日々摂取している食品だって、その安全性は完全に保証されているかといえばそうではないのかもしれません。
汲み水には保険をかけるつもりで、飲用する前には必ず煮沸するようにしています。いまのところ汲み水を飲んだことに依る体調の悪化はありません。
「御香水」をはじめ、トレビの水や、鳥せい本店のすぐ北にある「白菊水」などが汚染でダメになったら、伏見の酒は終わりですね。そういう日が来ないことを切に祈るものです。
 
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