こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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市民セクター訪問介護連絡会セミナー

2011-11-14 23:47:18 | 訪問看護、緩和ケア
ヘルパーさんのサービス提供責任者を対象にしたセミナーが、市民セクターと横浜市の協賛で行われています。
第3回となる今日は、ヘルパーさんの「通院援助」についてサ責として、どう向き合うかという内容でした。

講師は、瀬谷区にあるNPO法人「わくわく」の理事長中野しずよさんと、私でした。

中野さんからは基本的な法令にのっとた支援の確認と、プロとしての対応、姿勢などが話され、私は、医療関係者として通院援助に求められるもの、知っていてほしいものをお話ししました。
それぞれ事例もだし、グループ討議なども行い、たくさんの意見も出されました。

ちなみに、場所は横浜の開港記念館でした。

横浜の誇る歴史的な建物の中は、ずっしりと重厚で、時代の流れを感じさせる渋ーい場所です。
床も壁も柱も、ずっしりとしていて、しかもピカピカに磨きあげられています。


この建物の内部は、夏でもひんやりしていて漂う風もちょっと時代を感じさせてくれます。

ヘルパーさんの連絡会も少しづつ大きくなり、現在は定期的にレベルアップの研修も行い、何とか底上げをして、地位を確立していこうという人たちが頑張っています。

一口にヘルパーさんと言っても、意識の持ち方やスキルには雲泥の差があり、こうしてレベルアップを図ろうとする人もいれば、「私は、家事援助しかしません。身体介護なんてとんでもない。」とか「家計の助けにやっているのに、なんで勉強する必要があるの?」なんていうかたもいて、プロ意識のかけらもない方から、もっと在宅での力になりたいと、熱い思いを抱いている方までいます。

今後の目標の一つとして、そういうレベルの差をなるべく少なくして、全体を底上げしていくことが求められています。

なにしろ、ヘルパーさんこそ在宅では一番患者さんに近いところにいるのですから。

まあ、看護師さんだってピンきりなので、訪問看護は訪問看護できちんと底上げしていかないとダメですけれど・・。

そんなわけで、今日は半日ステーションを留守にしたので、明日は今日の分残務が山積となっています。
そして、明日は『めぐみ在宅クリニック』の在宅緩和ケア研究会です。
ちなみに、うちからの事例発表となりますが、かなりマンネリ化している研究会を活性化すべく、非常勤医師のM先生と、非常勤ナースのWさんと、テーマを絞ってフリーディスカッションにしようと思っています。

訓練も必要だけれど,飽きないような工夫も必要だと思います。

さて、明日もがんばりましょうね。

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