訪問看護は、病状の観察や服薬管理、清潔援助や苦痛の緩和、家族の介護相談や、療養上必要な技術を提供します。
そのなかで、異常をいち早く気づいたり、これからの予測の上にいろいろな選択肢を提供したり、なにより私たちがそばにいることで、安心して日々の暮らしを営んでいただければ、とてもうれしいのです。
この患者さんには、今なにが必要なのか。
何に苦しんでいるのか、
どうしたら、その苦しみを和らげることができるのか。
在宅という生活の場で、穏やかに過ごすということは、病気をもって暮らす患者さんにとって、なかなか難しいことです。
平凡が一番難しい。
ただでさえ、そういわれる世の中です。
ですから、患者さんを受け持ってからは、どんなケアをしていこうかと考えます。
足が凄く浮腫んでいたり、体がだるかったり、関節が痛かったり・・。
足湯をしたり、安楽な体位を工夫したりしますが、少しでも楽になればとマッサージをしたりもします。
ところが、このマッサージが時に問題になることがあります。
誰でもそうですが、マッサージはとても気持ちがいいものです。
最初は、全身状態の観察や、清潔援助やリハビリの延長にあったマッサージが、だんだんメインになってくるのです。
そのうち、「マッサージをしてほしいから清拭はいらない。」とか、「もっと時間を延長してマッサージをしてほしい。」とか、「○○さんのマッサージをお願いします。」という話になってしまうことがあるのです。
こうなると、本末転倒で私たちは安上がりなマッサージ屋さんになってしまいます。
必要なケアをしようとすると、「それはいいから、早くここもんで。」なんて言われたりして、困ってしまうことも・・。
あくまでも、看護師は医療・看護に基づいた療養上のお世話ですから、マッサージをご希望であれば、マッサージの専門家をお願いしてもらいたいのです。
リンパドレナージと緩和のためのタッチングと、コミュニケーションツールとしてのマッサージは私たちの領域ですが、求められるのがいわゆる町のマッサージ屋さんと同じものならば、訪問看護にはなりません。
必要なケアや療養上の指導、必要な観察を限られた時間内で効率よく提供して、そのなかで行うものでなければならないのに、訪問看護の目的がマッサージにすり替わってしまう・・。
これは、入浴介助でもたまに経験します。
「今日は、調子が悪いので、お風呂入らないからキャンセルしてください。」
うーん・・・。
私たちは、お風呂屋さんではありません。
具合が悪いなら、見せてください。
いくら最初に説明していても、こういうことがしばしばおこるので、その辺を十分予測して、マッサージや入浴介助は行っていかないとだめですよね。
スタッフの中には、自分で勉強してリフレクソロジーや整体などを習得している者もいて、ぜひ患者さんに還元してほしいとは思うのですが、下手をするとご指名になったりするので、あくまでも訪問看護の中の一環としての提供ということで行うよう再確認しました。
意外に何でもやさんになりかねない訪問看護師。(ケアマネそうだけど・・)
どこかのラインで、訪問マッサージや訪問リハに切り替えていただく必要があります。
入浴介助にしても、何で看護師が行うのかを、ちゃんとわかってもらう必要があります。
訪問看護師として、提供できること、できないこと。
きちんと患者さんに伝えられるようにしたいものです。
そのなかで、異常をいち早く気づいたり、これからの予測の上にいろいろな選択肢を提供したり、なにより私たちがそばにいることで、安心して日々の暮らしを営んでいただければ、とてもうれしいのです。
この患者さんには、今なにが必要なのか。
何に苦しんでいるのか、
どうしたら、その苦しみを和らげることができるのか。
在宅という生活の場で、穏やかに過ごすということは、病気をもって暮らす患者さんにとって、なかなか難しいことです。
平凡が一番難しい。
ただでさえ、そういわれる世の中です。
ですから、患者さんを受け持ってからは、どんなケアをしていこうかと考えます。
足が凄く浮腫んでいたり、体がだるかったり、関節が痛かったり・・。
足湯をしたり、安楽な体位を工夫したりしますが、少しでも楽になればとマッサージをしたりもします。
ところが、このマッサージが時に問題になることがあります。
誰でもそうですが、マッサージはとても気持ちがいいものです。
最初は、全身状態の観察や、清潔援助やリハビリの延長にあったマッサージが、だんだんメインになってくるのです。
そのうち、「マッサージをしてほしいから清拭はいらない。」とか、「もっと時間を延長してマッサージをしてほしい。」とか、「○○さんのマッサージをお願いします。」という話になってしまうことがあるのです。
こうなると、本末転倒で私たちは安上がりなマッサージ屋さんになってしまいます。
必要なケアをしようとすると、「それはいいから、早くここもんで。」なんて言われたりして、困ってしまうことも・・。
あくまでも、看護師は医療・看護に基づいた療養上のお世話ですから、マッサージをご希望であれば、マッサージの専門家をお願いしてもらいたいのです。
リンパドレナージと緩和のためのタッチングと、コミュニケーションツールとしてのマッサージは私たちの領域ですが、求められるのがいわゆる町のマッサージ屋さんと同じものならば、訪問看護にはなりません。
必要なケアや療養上の指導、必要な観察を限られた時間内で効率よく提供して、そのなかで行うものでなければならないのに、訪問看護の目的がマッサージにすり替わってしまう・・。
これは、入浴介助でもたまに経験します。
「今日は、調子が悪いので、お風呂入らないからキャンセルしてください。」
うーん・・・。
私たちは、お風呂屋さんではありません。
具合が悪いなら、見せてください。
いくら最初に説明していても、こういうことがしばしばおこるので、その辺を十分予測して、マッサージや入浴介助は行っていかないとだめですよね。
スタッフの中には、自分で勉強してリフレクソロジーや整体などを習得している者もいて、ぜひ患者さんに還元してほしいとは思うのですが、下手をするとご指名になったりするので、あくまでも訪問看護の中の一環としての提供ということで行うよう再確認しました。
意外に何でもやさんになりかねない訪問看護師。(ケアマネそうだけど・・)
どこかのラインで、訪問マッサージや訪問リハに切り替えていただく必要があります。
入浴介助にしても、何で看護師が行うのかを、ちゃんとわかってもらう必要があります。
訪問看護師として、提供できること、できないこと。
きちんと患者さんに伝えられるようにしたいものです。