◆前日のバスの経験より…意外と自由時間が少なくて、ゆっくり散策できなかったので、3日目はフリーででかけることに。JR奈良線で宇治までやってきました。桃山を過ぎると、長閑な景色に…茶畑が増えてきました。お天気は上々、晴れ女の母のおかげでしょう。駅前には茶壷のポスト、商店街にはお茶屋さんが沢山あります。ぶらぶら歩いて宇治川へ…宇治橋の紫式部像でパチリ。源氏物語の舞台となった宇治の街中には、モニュメントがあちこちにあります。
◆この日のメインは世界遺産の平等院鳳凰堂です。十円玉の裏に描かれているお寺ですね。左右対称に、鳳凰が羽を広げた形だというお堂は、時間ごとに少人数で中を見学します。昨年外観を塗り替えられたばかりで、朱色の鮮やかな塗料は「丹土(につち)」と言うそうです。お堂の中には阿弥陀如来像(国宝)や、極楽浄土を描いた扉絵、52体の雲中供養菩薩像を見ることができます(撮影不可)。
ミュージアムでは鳳凰や梵鐘、雲中供養菩薩像の一部も見ることができて、見ごたえがありました。雲中供養菩薩像は、踊ったり楽器を演奏していたり、表情もとてもかわいい。かなりゆっくり平等院を見学できました。庭園内に咲いていた藤袴(右上)がきれいでした。
◆平等院を後にして、喜撰橋と朝霧橋を渡って対岸へ…。「福寿園宇治茶工房」でお昼ごはんにしました。母は穴子の乗ったお茶漬け御膳、、私は茶そば御膳。おなかいっぱいになりました。やはりお茶が美味しい。
さわらびの道を登って、宇治上神社へ…。現存する日本最古の神社建築の宇治上神社も、世界文化遺産に登録されています。
◆最後に、「源氏物語ミュージーアム」に寄りました。フィクションでありながら、宇治の町全体が物語の舞台となっていたり、モデルとされる実在の人物もいる源氏物語は面白いですね。映画や、六条院の模型なども面白かったのですが、私の一番の興味は、物語にも登場する、お香の道具と原料の展示でした。
ちょぴり迷子になりながら、小学生に道を聞いてたどり着いた伊藤九右衛門カフェ。この日、一番混んでいると感じたのはここかもしれません。お客の90%は女子。修学旅行生も沢山来ていました。パフェとあんみつ。違いは器と生クリームの有無だったような気がしますが…おいしゅうございました。Facebookに投稿すると割引になるというので、すぐにUPしました(笑)。3日目もよく歩き、14kmに迫りました。夜は駅周辺に行きたいお店が見つからず、デパ地下惣菜を買ってホテルで食べました。無花果と生ハムのサラダが鯖寿司より高かったけど、ラズベリードレッシングが美味で、ビールがすすみました。最終日につづく…