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猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

講習会の参加状況をみて思う。

2013-05-15 07:35:47 | 理学療法
私は、ある学術団体の会長をしています。

その会は、私以外にも、15名程度の役員で運営しています。
会員はできるだけ多くしないことを目標にしています。結局は、「役員さんの職場の卒後教育の場となってほしい」というのが私の思いですが・・・・

先週の日曜日に私と2名の講師で、体幹機能に関する講習会をおこないました。今回はプレゼント企画で1日1000円です。

会員の1/3弱がきてくれましたが、メンバーをみると開催施設の職員がほとんどです。
このような現象はずーーーと続いています。要するに、開催施設以外でおこなう講習会はあまり興味がない感じです。

10年以上前にはそんなことはありませんでした。人気タレントのライブのチケットのようにすぐに売り切れる始末です。

なぜ、このようになるかと考えると以下のように考えられます。


良いように考えたら
1 施設内で卒後教育が完成しているので、外の施設なんかに行く必要性がない。
2 本当はいきたかったが、仕事があるので、いけなかった

悪いように考えると
1 休みがほしい
2 お金がない
3 施設関連の先生が講師ではないので、いく必要性を感じない。
4 講師に魅力がない

4であればショックですね。もっと頑張る必要があるのかもしれませんね。


卒後教育をどうするかは永遠の課題ですね。

では・・・



さて、頑張りますよ。研究・教育・臨床と

2013-05-11 15:22:40 | 研究
今からハノーバーを出発します。本当は本日(11日)まで学会は行われますが、私は12日(日)午後に体幹機能に関する講演を大阪でしますので、1日早く帰国です。
今回は大変実りのあった学会でした。
1 素晴らしい研究をしている理学療法士に出会えたこと
  彼らは開業権をもっています。そのため、大学で研究をしながら講義をする。その内容は自分の臨床活動で蓄積する。本
当 に素晴らしい方々でした。

2 ジストニアの著名な研究者と出会え、写真を撮らせていただいたこと
  これは、私の宝になります。そのなかのお一人は、日本の瀬川先生です。先生  は瀬川病を発見された先生で、今回ゆっ
くりお話をさせていただきました。先  生は、日ごろの臨床活動から素晴らしい研究をされています。先生には日ごろ疑問
に思っている疑問をぶつけさせていただき、すべてに対して親切に解説をしてくれました。感謝です。

3 日本人の音楽家のジストニア患者さんと出会え、今後、音楽家へのフォローを真剣にしていこうと思ったこと
  その方は、ドイツにおられ、今は音楽教育とジストニア患者さんへの運動指導を頑張っておられます。将来は、一緒に共
同研究をする予定です。鈴木研究室  の柱の一つとして、音楽家へのジストニア患者への運動療法・鍼治療の併用療  
法の確立を打ち出したいと思います。でも、マンパワー不足ですので、ご協力いただける方がおられましたらご協力ください。

数日間休んで職員・学生さんにはご迷惑をおかけしましたが、今回得られたパワーは本当に大きなものです。
自分の授業に、研究に、臨床活動にいかせるように努力したいです。頑張ります。
さて、今後は、新しく次の目標を立てました。
海外の学会に出すときは、その内容のReprintをもっていけるように論文から仕上げていきたいと思います。
これからの頑張りをみていてくださいね。

では・・・・

日本の理学療法士を学術の領域で頑張っている先生は英論文を書きましょう。

2013-05-09 12:15:22 | 研究
先ほどの話にもありましたが、やはり、学術領域で頑張っている理学療法士の先生は英文で世界に研究成果を発信する必要があります。

大学教授にも、ほとんど英論文がない人が沢山いますね。そのような方々は、日本語で特集記事や論文を書かれていますが、良いものは世界に発信する必要があります。また、書籍を書くことも良いことですが、書籍を自らの研究成果だけで作られているものはほとんどなく、他人の成果も含めたまとめです。私も書籍を作っているのでわかりますが、はっきり言って物知りにしかなりません。それだけをもって業績というのはいかがなものかと思います。

私も沢山の書籍を書かせていただきました。日本語論文も書かせていただきました。日本語論文は私がファーストだけで100論文以上、共同研究者も含めると約300論文になります。
それでは英論文は、ファーストは8論文(内2論文は印刷中)しかありません。これはおかしいことです。
大学のホームページの教員案内の業績の欄も、今年から書籍と英論文だけを掲載することにしました。そうしますと、今まで、業績の欄が大変多かったのですが、スリムになってしまいました。これをまた、同じように英論文で埋めてみます。年間5本の英論文を目標にして頑張ります。

学位の基準は大学によって様々ですね。本学は修士号しか取得できません。私の研究室は大学の基準とは別に、3本の論文と修了後に国際学会での発表を一応の目安にしています。もし、私が大学院後期課程の教授になったら(本学では今は難しいですが・・・)、英論文1本は課題にしたいところですね。
もし、指導教員が英論文がないのに、院生に書かせても指導できませんよね。

頑張ってほしいところです。
私は、今、ドイツにいて、さらに研究への情熱が高まっています。この私のフィーバーにもっとも影響を受けるのは、本学教員ですね。いやでしょうが、頑張ってください。

では・・・・



感動しました。第1回国際ジストニア リハビリテーション学会

2013-05-09 12:07:16 | 研究
昨日、最初の発表が終わりました。疲れましたが、感動でした。

昨日の第1回 国際ジストニア・リハビリテーション学会は発表者7名のうち医師は1名、それ以外は全員理学療法士でした。

今回はシンポジウム形式で行われ、私も結局はシンポジストの一人として選ばれたわけです。
なぜかといいますと、明日から開催されます第2回 国際ジストニア治療学会に演題を出していましたら、・・・要するに明日もポスターですが、プレゼンテーションをします・・・そのなかのリハビリテーション関連演題より選ばれたというわけです。大変光栄なことです。

講演者は、アメリカ、スウェーデン、フランス、ドイツ、そして日本と様々な地域からこられていましたが、驚きは全員が博士号を取得されており、積極的な理学療法の臨床活動をされ、その効果を中心に研究をされておれらます。
常に私が理想とし、実行している先生方が沢山おられることに感動しました。
また、みなさん、レベルの高いNeurology関連の雑誌に掲載されています。

ここまででも日本の現状とは異なりますね。私と同じような大学教授で海外論文に積極的に出されている人はどのくらいいるでしょうか? そんなに多くはないと思います。養成校の学科長のような学校の指導者はどうですか??病院のリハビリテーション部の部長さんのような方はどうですか?日本の理学療法士の研究レベルは低いとしかいいようがありませんね。

また、発表者の発表する姿勢は素晴らしいです。今回は2名の男性以外は全員女性でした。男性の先生は、一番高齢と思いますが、すごくかっこいい。講演前に「英語はうまく話すことができない」とお話され、そこから講演が始まりましたが、決して上手とは思いませんでしたが、明るく・熱く語られていたのが印象的でした。また、驚きは、昨年に大変レベルの高い英文誌にだされており、感動しました。

女性の先生方はみなエレガントで素敵でしたね。そのなかでも私より年上と思われる先生(大学教授)ですが、発表直前まで資料を点検されている姿に感動しました。また、熱い、自信のある方は熱く話されますね。その方は、シンポジウムのまとめで、「ジストニアには様々な治療法がある。それは尊重する。しかし、我々は理学療法士だから、理学療法で熱心におこなうことが役目である」という話も感動しました。

さて、私の話としたら、ジストニアの鍼治療の話でしたので、興味は持っていただいいたようでした。
世界的にみますと、リハビリテーションのなかに鍼灸はきちんと位置づけられているので、好意的に聞いていただきました。

残念でしたのは、我々もジストニアでいくつかの英文を書いてますが、もっと高いレベルの雑誌にださないといけませんね。
初めて私の存在を知ったという方ばかりでしたので・・・・

ここで、皆さんに提案したいのは、
1 大学教員や養成校の先生は、英論文を書く。特に、学位を出している教員は責務である。

2 病院、施設で勤務する理学療法士の責任者は、学位はとりましょう。
  病院、施設のような臨床の場面では沢山の研究ができる。今後、学位を持った理学療法士が入職したときに指導ができる
  ようになりましょう。

3 若い理学療法士、もしくは学生さんは、働きながらでも良いですから、修士は取得しましょう。
  しかし、きちんと研究されている教授のもとで研究することが大切です。
  みなさんの求める領域に素晴らしい大学教員がいない場合には、海外で取得したほうがよいかもしれませんね。

みなさん、頑張りましょう。

私も次回のこの学会では、最初から呼んでいただけるようにしたいと思います。
やはり英文です。

では・・・

驚きの・・・うれしいですね。

2013-05-08 17:55:09 | バンド活動
ドイツで、インターネットをつなげるようにして、職場、仲間からのメールを処理しています。
前回のオーストラリアへの出張も今回も、メールで様々な連絡ができますので、職場の人たちは職場にいるような雰囲気になっているでしょうね? いないときを楽しんでいる人たちには、大変申し訳ないことですが・・・・

このドイツにきて、なんと2つの問い合わせが・・・・両方ともバンドがらみですが・・・

ひとつは、お祭りでの演奏です。これは、健常者と障害者が一緒に楽しみましょうという祭りです。
9月ですので、参加できれば面白いなと思います。私の仕事にもつながりますよね。

もうひとつは、なんと音楽番組です。関東のローカル番組です。20分ほどのライブをするなかで、その模様を収録されるということです。ローカル番組で放映されるだけでなく、良ければ大手のテレビ局で紹介されるとのことです。

どうしても仕事との兼ね合いになりますが、このような話をいただけるだけでも幸せです。

ありがとうございます。頑張ります。

では・・・・応援よろしくお願いいたします。