猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

臨床実習QA その5 

2013-04-21 13:11:46 | 理学療法
本学4年生は、現在、臨床実習中です。
一応、常に携帯電話の電源をONにして、できるだけ早く連絡が取れるように心がけています。

しかし、みなさん、順調である。私も幸せです。・・・・と思っていたら、夜中に質問メール
気づくのが遅くてすみません。早朝に気づきました。

これを見てくれている学生の皆さんにもお役に立てればと思い、紹介します。

今回、歩行動作を観察した際に、左右前後への体幹の動揺がみられ、体幹の筋の筋緊張低下を予測し、腹直筋の筋緊張検査をさせて頂いたのですが、触診してみて低下と判断しました。さらに、起き上がり動作で体幹の起き上がりが乏しかったため、体幹屈曲のMMTもさせて頂きました。しかし、MMTの結果としては、「5」となりました。
上記のような事は実際にある事なのでしょうか。また、その場合どのように捉えて評価したらいいのでしょうか。

・・・・このようなことはあります。MMT5であっても、その筋の問題があると思う場合には筋緊張で示す
   必要があります。しかし、注意してほしいのは検査の順番としては反対です。
   運動器疾患でこのような動作の場合には、まずMMTです。そこで、5であり、しかし、筋の問題であ   ると考える場合は筋緊張検査を用いるということです。

    また、問題を腹直筋としていますが、腹直筋は体幹屈筋です。体幹の側方動揺には、もし、それ 
   が体幹側屈であれば外腹斜筋、側方傾斜は中殿筋の問題が考えられますね。
   そして、起き上がりの主動作筋は腸腰筋ですので、ご注意ください。・


頑張れ実習生!!!!



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