私が研究者人生を始めた30年ほど前 京都大学医療短期大学部理学療法学科 助手にならせていただいてから、土日祝は必ず大学の研究室で研究の仕事をしていました。最近は、大学の休みの土日祝は、学会、講演会、部下への臨床指導などで時間を使っていて休みに大学に行くことが少なかったわけですが、新型コロナの影響で3月の講演会は全て延期となり、久しぶりに大学で仕事をしています。昔(30年ほど前)は、パソコンも高額で学科で数台しかなかったために、私のような若手の研究者はパソコンでの作業は夜中か休みの日と決めていました。なんか昔に戻ったような気持ちになり、また、閑静な大学で静かに仕事をするのも良いなと感じているわけです。
また、最近の鈴木研究室の仕事は、もっぱら部下の論文や抄録点検です。自分の仕事よりも部下の仕事と思っておこなっていますが、それでも忘れているものもあり大変迷惑もかけています。自分の研究者駆け出しの時は25歳で、ちょうど研究指導をしていただいた教授が私の歳でした。京大をやめる6年間の間で沢山のご指導をいただきました。800字くらいの抄録を23回(今でも鮮明に覚えています)も修正していただいたわけで、本当に感謝しかありません。私が京大を退職し、現在の大学の講師で赴任した頃に、教授が「よく頑張った」と涙していただきました。その時は、感謝の気持ちでいっぱいでしたが、最近、師匠が泣かれる意味がわかるようになってきました。
現在、学部ゼミ生は6名、大学院生13名、研究員も来年から13名、そして、本学教員での私の研究室で仕事をしてくれているのが3名と35名の大きな研究室になりました。
研究をしている皆さんの頑張りには、嬉しい、感動 するわけです。
ちょうど今は、明日が締め切りの大阪府理学療法学術大会の抄録を点検しており、眠れそうもありません。また、もうひとつ眠れない理由は、明日は理学療法士国家試験の合格発表です。全員合格でありますように・・・・・