今日は朝から気温の上昇で3月並の暖かさになり、記録的な大雪は一気に消え、私も4日ぶりに市内あちこちへの外出です。久しぶりに青海地域の社会福祉法人ひまわり・あけぼの作業所を訪れ、年始などでいただいた家で食べきれない菓子箱を持参し通所者やスタッフの方としばしの語らいです。
作業所のみなさんは身体や精神に障がいがありながら、厳しい寒さに屈することなく地域から通所し、細かい部品などの1円や50銭単位の作業に勤しんでいますが、この人たちの“声”はいつも行政へ届いているのかと案じてきました。
駐車場の向こうに少し山肌が見え出した黒姫山も撮りましたが、残念ながら写っていません。
昨15日午後、東京電力柏崎刈羽原子力発電所3号機の非常用の電気設備が入った部屋でコードなどが燃える火事が発生し、中越沖地震での火災を思い起こします。東京電力からの毎日、TVやラジオ民放局ゴールデンタイムから流れるCMでは「私たちはこんなことも完璧にやっています」という安全対策の強調ですが、よくよく考えるとどこの会社や工場だってやっていることではないのかと受け止めています。
そして今夜、12日に来日したノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のフィン事務局長が、長崎広島訪問の後は国会で与野党幹部らとの討論会で、日本の「核兵器廃絶条約」への参加を呼びかけ、報道ステーションやNEWS23で詳細に取り上げています。
討論会での自民党議員の発言もさることながら、佐藤正久外務副大臣は「核兵器禁止条約が核廃絶という崇高な目的を掲げるものでも、参加すればアメリカによる核抑止力の正当性を損なうことにつながる」と、原稿を読みながらのいったいこの人はどこの国の大臣かと恥ずかしい発言です。
またフィン事務局長は18日まで滞在で、アベ首相との面会を求めたものの日程を理由に断られたそうです。逃げ腰の日本政府へフィン事務局長は、「被爆地の価値観と政府の姿勢に大きなギャップがあると感じた。日本は行動しなくてはいけないし、国民がそれを求めてほしい」、「核抑止は神話だ。核抑止力では世界の安定と平和は守れない」と力強い声での訴えです。
声といえば、東京福島第一原発事故から7年、母親たちの起こした福島原発事故被害訴訟で意見陳述に立った15才の少年の声に胸が痛み、原発と戦争をなくすのは大人の責任であることを痛感です。http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-200.html 民の声新聞