すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

いつまでも続く“核の傘”の被爆国

2018年08月10日 | 日々思うこと

 

昨日の「長崎原爆の日」の平和祈念式典での田上長崎市長は、平和宣言で核保有国や“核の傘”に依存している国に対し、核兵器に頼らない安全保障政策への転換を呼び掛けました。

日本政府には唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に賛同し、世界を非核化に導く道義的責任を果たすよう求めたものの、アベ首相は挨拶で保有国と非保有国の橋渡しが必要だと強調し、6日の広島の記念式典と同じく条約への言及がなく、この人はどこの国の首相なのかと悲しくなってしまいます。

また昨日の書き込みに、新潟市在住の元中学校教師のブロ友のKさんが「きのこ雲が(教科書)検定で削除されて久しいですが、広島・長崎の原爆投下の経緯も心ある教師しか取り上げないのではないでしょうか。」と・・・。これでは次の世代に風化する一途で、せめて8月だけでも孫たちと向き合い語り伝えていかなければと痛感です。

今日の正午の気温は28度湿度80%のむし暑さで、午後の外出からの帰り道に姫川右岸の桜づつみ周辺の田んぼを回ってみました。

頚城の山々はガスに被われており水田にひび割れはなく、少し水が張られて稲穂が出始めています。一ヵ月後には稲刈りを終えているだけに、季節の移り変わりの速さに驚くばかりです。

昨夜、しばらく雨が降りそうもないと書き込みましたが、深夜に少し降りましたが大地を潤すほどではないものの見込み違いでした。見込み違いといえば、2年後となった東京五輪で開催時期も問題ですが、当初見込みの6倍の1兆8千億円もかかるという試算に驚きです。

こんな見込み違いの中で、なぜ真夏に開催するのか不思議に思っていましたが、どうもそれは多額の放映権料を払う米国のテレビ局に配慮した結果、8月の開催となったそうで“核の傘”で東京五輪まで米国追従の被爆国日本です。

明日は2年前の改正祝日法で「山の日」となり、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としていますが、明確な由来があるわけではなさそうです。でも山は神聖で、遠くから眺めているだけで気持ちが洗われる思いです。そしてシトシトと降り続ける天の恵みにも感謝の一日の終わりです。


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