すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

澤地久枝さんの「2000年の秋」より

2018年05月01日 | 日々思うこと

あっという間に一年の3分の1が過ぎて今日から早や5月、新緑が眩しい季節になり、厳しかったあの冬が少しずつ忘れられようとしています。

中東歴訪のアベ首相、ヨルダンでの記者会見を今夜のNHKニュースウォッチ9で視聴です。憲法改正について「平和主義をはじめとした基本原則を変えるつもりはない。わが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことは、今を生きる政治家の責務だ」と言葉巧みに強調です。

憲法九条に自衛隊を明記するとどうなるのか、歴史認識に欠け、先の戦争でアジアを侵略してきたことなど忘れてしまったのか、憲法改正に前のめりの時の政権に憤り、悲しく、そして愚かさを痛感です。

昨日の「憲法いかそう集会」で朗読された澤地久枝さんの「2000年の秋」より、

 1945年8月、敗戦の日14歳。それから55年。

 かわらず、かわりたくない かたくななわたしがいる、

 「自衛隊は憲法に違反し、新世紀に日米安保条約は見直されるべき」

 この、ごく常識的な発言をするのに、勇気をためされる時代がついにきた。

 信ずるままを、飽くことなく言う。 

 それ以外、わたしのような人間には 生きてゆく道はない。

 投げつけられる非難の言葉が、「バカ」であったり「アカ」であっても、

 それにたじろぐまい。 無視され疎外されようとも、

 わたしはわたしの道をゆこう。

 すべては「個」から、「一人」からはじまり、

 いかなる「一人」になるかを決めるのは、己れ自身である。

 いま、あえてかかげようとする旗は、ささやかで小さい。

 小さいけれど、だれにも蹂躙(じゅうりん)されることを 許さないわたしの旗である。

 かかげつづけることにわたしの志があり、わたしの生きる理由はある。


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