すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

満開の桜で人を呼ぶ上越妙高駅

2015年03月16日 | 日々思うこと

北陸新幹線開業フィーバーの中、慶應義塾大学の金子勝教授は早くもツイッターで【ブームの落とし穴】とつぶやいていますが、私も歴史的な瞬間を少し冷静になって見つめてゆきたいと思っています。北陸新幹線で最も注目されるのはシンプルに流れるような曲線、先頭車両の“顔立ち”で、そこには日本が誇る新技術が注ぎ込まれていることを以前書き込んだ記憶があります。

昨日曜日のTBS「夢の扉」は、北陸新幹線開業SP!~“和”の伝統美と最新技術がテーマとあって注目しました。時速260kmを支えた1000分の1ミリの闘いに挑んだ技術者たち、長野新幹線E2系と同等以上の性能を持つがE2系とは全く違う“顔”にするために、金沢加賀百万石の伝統の美を取り入れた川崎重工業のデザイナーと、重さ45トンの車両を最高時速260kmで走らせる富山不二越のベアリングの“究極の技”が番組から伝わってきました。

そんな中で今日は上越妙高駅まで満開の桜を見に行って来ました。“おもてなしの夢桜”はプラントハンター西畠清順さんの手によるもので、「越五の国」の上越・妙高・佐渡・柏崎・十日町の5市の市民から提供を募った桜の枝110本を開業日に合わせて満開にしたというもので、期間限定とあって上越の娘を誘っての見物です。 

2階に上がって見下ろす桜と入り口両脇のステンドグラスも素敵で、柴田長俊作「青海の地」「蒼天の地」と刻まれていました。とにかく聞きしに優る満開の桜に大勢の人たちが集まって、4月3日開幕の「第90回高田城百万人観桜会」へとつながっていくことを感じました。

また上越妙高駅は外の長い雁木やコンコースも木の温もりがいっぱいで、従来の無機質な駅舎に温かみを添えています。JRと併設のえちごトキめき鉄道の改札口も木の温もりで、何よりもエレベーターの設置場所に感心で、分かりにくい隠れた場所が多いだけに“人にやさしい”設計が伝わってきました。さらに「ようこそ、越五の国へ。北陸新幹線開業 連携5市プロジェクト」HP(事務局 代表:上越市新幹線交通政策課)も分かりやすく感心しきりです。

ところで北陸新幹線開業の“光と陰”へのコメントやメールが続き、首都圏から「今日も何度もヒスイ王国糸魚川市が画面に出てうれしいのですが、熱し易く冷め易い日本人の行動結末が不気味です。一過性にならないように食文化同様に自然や歴史のアピールも欲しいですね」と・・・。糸魚川市も単なる「通過点」にならぬよう、真剣に取り組まねばならないことがいっぱいですが・・・。 


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3 コメント

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糸魚川駅に思う (けんもち)
2015-03-17 02:58:25
せっかくすばらしい近代的な建物になったのですから、糸魚川の駅ビルが、大いに活用されますよう祈ります。上越新幹線の浦佐駅と位置的には似てるかもしれませんね。乗降客を今後どう取り込んでいくのでしょうか?
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Unknown (すずきせいこ)
2015-03-17 12:52:02
けんもち さま
いつもコメントありがとうございます。
近代的な建物になったのは上越妙高駅で、糸魚川は在来線駅との併設で駅ビルがありません。
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Unknown (けんもち)
2015-03-17 15:15:10
ご指摘ありがとうございます。
すみません、市議選でうかがった際てっきり巨大な駅舎になったような錯覚をしてました。
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