すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

市民参画型の人にやさしい新幹線駅

2015年03月18日 | 日々思うこと

北陸新幹線が開業して5日目の糸魚川駅周辺はいつも通りの静けさで、JR西日本とJR東日本は18日、北陸新幹線の長野~金沢間・開業3日間の利用状況を発表です。

JR西日本のこの3日間の新幹線各駅1日あたり乗車実績数は、金沢駅が9800人、新高岡駅が1600人、富山駅が4700人、黒部宇奈月温泉駅が700人、糸魚川駅が600人でした。JR東日本では新幹線各駅1日あたり乗車実績数は、長野駅が約7000人、飯山駅が約800人、上越妙高駅は約2300人ということで、年間を通してこの数字を維持してゆくには何よりも多くの人たちが利用しなければなりません。

人が人を呼ぶことで功を奏しているのが、上越妙高駅自由通路の上杉謙信と高田城三重櫓の夜桜をデザインした巨大ギャザリングアートです。これは上越商工会青年会議所の手により、市民の顔写真約8500枚を組み合わせて制作した縦1.8メートル横4.2メートルで、傍に近寄らないと顔写真で描かれたものとは気がつかないほどの精巧なものです。訪れた16日には写真を撮ることができないほど大勢の人だかりで、開業当日のイベント動画からお借りしました。このアートは来年3月まで設置ということで、さて次はどんな試みがあるのでしょうか。

“満開の桜で人を呼ぶ”その桜の土台となったピンク色の鉢も、市民らが綴った2500枚を超える“桜短冊”が貼ってあり、家族らの作品を一目見ようと集まる人たちに一日だけでない市民参画型の新幹線駅をほほ笑ましく感じました。

そして人が集まるといえば“食べること”で、テナントの山崎屋さんのお弁当「鱈めし」なども入荷待ちで、私もとうとう求めることができずに残念でしたが、自由通路の西口から妙高連山を一望できるのもごちそうの一つです。ここの曲線ガラス窓の傍には木製の長椅子がいくつか配置され、人にやさしい“おもてなし”の駅舎を感じて帰りました。


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