すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

民主主義の劣化と沖縄県民投票と

2019年02月19日 | 日々思うこと

今日は二十四節季の一つの「雨水」で、雪が雨になり日ごと春らしくなってくる頃で、日中の最高気温が10度を超える3月の暖かさです。

午後から憲法共同センター拡大役員会があり、時間をカン違いし急いで出かけました。各団体役員らと、アベ首相の自衛隊募集発言問題から沖縄県民投票や原発避難計画、さらに4月7日投開票の新潟県議会選挙まで幅広い話題で盛り上がりました。

帰り道のスーパーイチコでは「九州・沖縄フェア」で、芋焼酎の種類の多さに目を見張り、5日後に控えた沖縄県民投票が気になります。

ところで昨夜のEテレ『100分de名著 オルテガ“大衆の反逆”』第3回は「死者の民主主義」で、ゲスト講師は東京工業大学教授で、リベラルアーツ研究教育の中島岳志氏です。実はこれまでの『100分de名著』の「赤毛のアン」や「風と共に去りぬ」などとは違い、「大衆の反逆」は私にとってハードルが高かったのですが、「死者の民主主義」ということで興味深く視聴です。

オルテガによれば民主主義の劣化は「すべての過去よりも現在が優れているという自惚れ」から始まり、過去や伝統から切り離された民主主義は人々の欲望のみを暴走させる危険があると警告です。現在の社会や秩序が、先人たちの長い年月をかけた営為の上に成り立っていることに気づくべきで、数知れぬ無名の死者たちが時に命を懸けて獲得し守ってきた諸権利であるという観点です。

死者たちの試行錯誤と経験知こそが、今を生きる国民を支えており、民主主義は死者たちとの協同作業によってこそ再生されるという、「立憲主義と民主主義」の定義を“死者”の存在で紐解く内容でした。そんなことで今、沖縄県民投票の結果に左右されず、辺野古基地建設を進めていくというアベ政権の暴走を危惧するばかりです。

折りしも昨日は母の祥月命日で平成10年2月、日本中が長野五輪で賑わう中で私にとっては生涯忘れられない厳しい冬で、“死者”である母がいつも傍にいる21年間でもありました。そしてgooから届いた一年前のブログです。冬季五輪、国境を越えたオリンピック精神 

そうそう日曜日の市民スキー大会アルペン競技(ジャイアントスラローム)で、上の孫が今年も入賞です。ジュニアスキー教室では大回転に取り組んでいないだけに、孫のチャレンジ精神に目を細める“ばばバカ”です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。