すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

再び「死者の立憲主義」と北海道地震と原発

2019年02月21日 | 地震・原発

19日深夜から12度を超える気温にビックリで、昨日も暖かな陽気の中を上越から友人Fさんが所用で糸魚川までやって来ました。折角なので昼食を一緒にと、お目当ての本町通りの蕎麦処泉家さんは水曜日でしたがお休みで、近くの蕎麦屋さんに移動して短い時間でしたが貴重な情報交換のひとときです。

Fさんは昨年9月15日、上田市での第20回『2018信州岩波講座』の「講座Ⅱ 憲法」で、中島岳志さんの「死者の立憲主義」を受講していることで、2日前に書き込んだ「民主主義の劣化」についてさらに詳しくお話しを聞くことができました。

その後は孫の小学校での“祖父母感謝の会”へと急ぎました。卒業式を一ヵ月後にした6年生の企画で、児童の半数以上の“じじ・ばば”が参加する賑やかさで、さいころゲームやトランプなどに興じました。日頃、家庭で接する孫とはまた違い、頼もしい最高学年になって目を細めるよい思い出となりました。

今夜9時22分頃、また北海道北東部で震度6弱の地震発生です。泊原発のことが気がかりですが、極寒の地域に暮らす人たちを案じます。

ところでドイツや韓国など、世界はどんどん脱原発へと舵を切っています。原発はコストがかかり、東電原発事故被害額は70兆円という試算で、故郷に帰れない人たちは福島原発事故から8年が経った今も、4万2,000人余りです。

今、世界中の金融機関が、深刻化する気候変動への懸念から石炭火力への投融資から引き上げていますが、原子力もまた、時代遅れのエネルギーです。それでも東京電力は新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働に固執し、政府と共に必死の推進ぶりが日ごと伝わってきます。

<イラストは「国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 2019」から借用です>

ふと「死者の立憲主義」から「死者と原発」とを重ね、“死者”から学ぼうとしない人間の欲と愚かさがこの地球を破壊する可能性があり、それは地震の比でないことを痛感する終日です。


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