すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

県の放射性汚泥処理は「県民目線」か!?

2019年01月09日 | 地震・原発

新潟県の花角知事は昨日の記者会見で、福島原発事故後に発生した放射性物質を含む汚泥について、業者に処理を依頼し費用は東京電力に負担を求めることを正式に発表です。

これは去る12月定例会で自民党議員から「県有地に溜まりつづける放射性汚泥に、周辺住民から不安の声が上がっている」とトスが上がったことで、知事は「東電に年内に回答するよう要請している。ただし県の責任として処理することも選択肢のひとつと考える」と答弁でした。

原発事故後からの泉田知事や米山知事は放射性汚泥処理について、県として東京電力へ汚泥回収を要求し慎重な姿勢であったことは言うまでもありません。ちなみに100ベクレル以下の新潟市長岡市など県内の自治体で溜まった放射性汚泥は、H25年から糸魚川市内のセメント工場2社にセメント原料として運ばれて、製品となって全国各地へ出荷されています。

新年冒頭の言葉で「県民第一の県民目線」を強調の花角知事、今回は「残念。ずいぶん時間がかかったと思う、この答えしかないと思う」と記者会見で語っており、“健康立県”の実現を掲げているだけに首を傾げてしまいました。

また本日の新潟日報では、肝心の具体的な汚泥処理方法には言及されず、これで県民の不安が解消されるはずもなく、東京電力が処理費を出せば解決したような錯覚で、時間の経過とともに何だかごまかされているような思いです。

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昨夜からの気温低下で水分の多い雪が降り続き、今朝はうっすらと雪化粧です。日中にはときどき陽が射して、夕方4時頃の隣りの孫の家の2階の窓越しの黒姫山を撮りました。

今週土曜日には「憲法を守る糸魚川共同センター」の“新年のつどい”があり、前川喜平さん(文科省元事務次官)の講演を動画視聴です。