すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

柏崎刈羽原発、夏の節電実績データで原発必要なし!

2016年06月20日 | 地震・原発

一昨日、福井県の高浜原発3.4号機の運転停止について書き込んだものの一喜一憂です。今日は原子力規制委員会が同じ関西電力の運転開始から40年経過の高浜原発1.2号機を、老朽化原発として初めて再稼働に必要なすべての審査に合格と発表です。

1.2号機とも原子炉建屋の改修工事などが必要で設備の耐震性を確認する試験は、耐震補強工事が完了した後の検査で実施されます。実際の再稼働まで3年半程度かかるとみられ工事費に約2000億円がつぎ込まれて、老朽原発はさらに20年の延長となるので驚くばかりです。

ところで新潟日報では昨年から『原発は必要か』が続き、今回のシリーズは『依存せぬ道は』です。16日付け第5回「夏の節電実績」では、福島原発事故後を境に節電効果で首都圏の電気使用量が夏のピーク時では、出力800万キロワットも減少していることを取り上げています。

このデータは電力需要問題を議論する国の有識者会合で示されたそうで、柏崎刈羽原発全7基に相当する分です。これは柏崎刈羽原発の電力が不要になったともいえることで、それでも再稼働へと進もうとする政府や東京電力、そして原子力規制委員会の姿勢に首を傾げざるを得ません。

昨夜から当地は雷雨でしたが、今朝は青空を見ながら愛犬との散歩で、ご近所の天高く伸びるザクロの木に今年も花がいっぱいです。

午後5時から憲法を守る糸魚川共同センターでは、市役所亀ヶ丘広場での集会とデモ行進を計画、その前の4時から市内2校の高校生徒らへ「子どもの権利・教育・文化全国センター」 作成の「18歳選挙権 未来をつくるのはわたしたち」を4月に続き配布です。私は糸魚川高校の担当でしたが、ここでは自転車で帰途に着く生徒がほとんどで、なかなか手渡すことができません。そんなことで切り上げて市役所前亀ヶ丘広場へ移動し、ここでは白嶺高校の生徒たちにかなり手渡すことができました。

集会は5時からスタートで多くの人たちが集まり、上越から馬場弁護士が駆けつけて来てくださり、皆さん真剣に耳を傾けていました。その後は中央大通り、蓮台寺交差点までをデモ行進で「戦争法は廃止せよ」「原発再稼働は反対」などと、左足の痛いことを忘れて声を上げる有意義な一日でした。