すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

日々“記憶せよ、記録せよ”と・・・

2013年12月25日 | 日々思うこと

今年も残り一週間になって、あれもこれもと書き込んでおきたいことがいっぱいです。「記憶せよ、抗議せよ、生き延びよ」は、劇作家の井上ひさしさんの遺言の一つですが、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに・・・」と、そんな言葉も残されました。

23日に傘寿八十歳の誕生日を迎えられた天皇陛下の宮内庁会見に注目で、八十年を振り返って最も印象に残っていることとして挙げたのは先の戦争でした。「さまざまな夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと本当に痛ましい限り」と述べられました。また「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を守るべき大切なものとして日本国憲法を作り、様々な改革を行って今日の日本を・・・」の言葉を重く感じました。

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そして2枚の写真はいつも見慣れた今朝の黒姫山と日本海で、太陽の日差しが注ぐ穏やかな一日です。冬休みに入った小一の孫と市内のあちこちへ一緒に・・・、「ワンワンばばって、ルパン3世のフジコみたいだね」「どうして?」「だって、いろんな人をいっぱい知っているんだもん」・・・(笑い)。

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そうそう昨夜の「報道ステーション」、小泉元首相の「原発ゼロ」を決意させたフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」などへの訪欧追跡の特集でした。小泉元首相は一度視察したことのある「オンカロ」へ、どうしてシンクタンクの三菱重工・東芝・日立製作所の原発担当幹部やゼネコン幹部ら5人を同行させたのかがよく分かりました。そして元首相として無責任、「原発ゼロ」には対案がないと批判されていますが、小泉流“新エネ”は「脱原発・脱石油・脱石炭」で、米国コロラド州の改修中の連邦政府ビルを例に、その建物仕様で70%のエネルギー削減を紹介です。

さらに番組では、超環境型オフィスビルとして注目の都内の清水建設の新本社ビルを取り上げ、現在70%以上のエネルギー削減を達成していることにも驚きました。
原発再稼動は子どもたちがこの地球で生き延びるためにはとても危険な選択で、小泉元首相の「地震国の日本には核廃棄物地下処分場は(何処を探しても)無理。これは常識。」力強い言葉と共にやればできる、やらねばいつまでも原発依存・・・」そんなことを痛感し、福島の教訓を生かそうとしない国のエネルギー計画に憤りの年の瀬です。