今日は朝から穏やかな4月の気候です。学校が全国臨時休校になり一週間が経過し、隣りの孫たちは退屈もせず(?)何とか元気に過ごしているようで、久しぶりに上の孫が夕方、私の“安否確認”にやって来ました。
去る4日の参院予算委員会で森ゆう子議員(新潟県選出)が、国の各省庁で備蓄するマスクが約743万枚にのぼり、これをなぜ緊急用に供給しないのかとの質問で、アベ首相は「これらは各省庁の備蓄で、外に出すのを前提とした備蓄ではない」と説明でした。日本中が新型コロナウイルスによるマスク不足の昨今、医療機関を優先になぜ緊急用に配布しないのか、ではいつ使う予定なのかと首を傾げてしまいました。
7日(土)夕方のTBS報道特集「東日本大震災から9年~放射性物質処理の現状」を視聴し、夜11時からETV特集選「中間貯蔵施設に消えるふるさと~福島 原発の町で何が~」に釘付けでした。福島県内の「除染」作業で出た“原発事故のごみ”は東京ドーム11杯分、その全てを住民の帰還が困難な原発のそばに集めて保管する「中間貯蔵施設」の建設が進む大熊町や双葉町です。
イラストは環境省中間貯蔵施設情報サイトより。
福島県外で最終処分するまでの30年、ここに仮置きする計画で予定地の地権者は2360人で、すでに7割が国へ土地を提供する契約を結んでいるそうです。事故で家族を失い故郷を追われ、人生をかけて築いた大切なものを失うという厳しい現実に、どう向き合ってきたのか胸が詰る番組で、原発のゴミも処理できない原子力発電所にもはや再稼動などはあり得ないことを痛感です。
そんな中で、福島県飯舘村で暮らす前原子力規制委員長の田中俊一さんの「原発はいずれ消滅します」にハッとしました。 https://mainichi.jp/articles/20200306/dde/012/040/020000c?cx_fm=maildigital&cx_ml=article