御嶽海が、今日、翠富士に負けました。
これで、九州場所4勝6敗。
10勝挙げれば、大関に戻れる規約があるのですが、この後全勝しても9勝止まり。
御嶽海の今場所後の大関復帰は絶望となりました。
在位4場所というのは、史上最短です。
以前の記録は大受が持っていた5場所。
そのときも大相撲を見ていた私ですが、「なんて短い在位の大関なんだ!」と子供心に思ったものです。
まさか、その最短記録を贔屓の御嶽海が更新してしまうとは夢にも思いませんでした。
御嶽海の場合、名古屋場所も星勘定が悪かったのですがコロナ休場で1場所延命した経緯があります。
今年の初場所、13勝2敗で優勝し堂々の大関昇進。
翌春場所、大関1場所目も11勝4敗。
誰もが、次期横綱も狙える大関誕生と喜んだのです。
しかし、次の夏場所初日の高安戦で右肩を負傷し、歯車が狂ってしまいました。
その場所6勝9敗で負け越し。
その後は、皆さんご存知の通り心技体バラバラで、凋落の一途でした。
名古屋場所2勝5敗8休。
秋場所4勝11敗。(大関陥落)
今場所は、5日目まで4勝1敗で行けると思ったのになぁ。
6日目から5連敗では救いようがありません。
私、ツイッターもやっているのですが、フォロワーさんが御嶽海の熱烈なファンが多いのです。
負けても負けても、応援し続ける熱心なファンばかり。
私はどちらかと言うと、厳しいことを言いたいタイプ。
絶対に、ツイッターでそんなことを書いたら炎上間違いなしです。
なので、ツイッターでは絶対に書きません。
しかし、このブログでは自分の本心を書かせて貰います。
もう、今後、御嶽海が大関に復帰することは難しいと思います。
昔のように、毎場所、幕内上位(関脇・小結も)と下位の総取っ替えというのが無くなって、今は実力のある力士が幕内上位(関脇・小結も)にひしめいています。
昔の横綱・大関陣は少なくとも10日目くらいまでは楽(語弊がありますが---)だったと思いますよ。
今は、15日間、毎日この実力のある力士たちと対戦しなくちゃいけないので、気が抜けません。
だから、横綱・大関が誕生するのが難しくなっています。
御嶽海は12月で30歳。
三役で連続3場所33勝って、今後出来ると思いますか?
私は、これからの御嶽海には高安のような存在になって欲しいのです。
高安は15場所大関の地位にいた実力者です。
しかし、陥落後、大関に上がれないでいます。
ケガをしたり、腰痛に悩まされたり---。
でも、優勝争いにはここのところ毎場所のように加わっています。
それだけで存在感抜群ですよね。
まだ優勝したことが無いのが不思議なくらいです。
御嶽海も、そうなって欲しい!
幸い、御嶽海は3回も優勝を経験しているので、ツボにはまった場所は怖い存在になります。
そして、史上最短の大関でしたが、史上最長の関脇在位記録になる可能性があるのです。
今、関脇在位19場所目。
あと3場所で琴光喜の22場所に並びます。
こうなったら、後世に名を残しましょうよ。
頑張って欲しいなぁ。