貴乃花親方の行動について一言

貴乃花親方の理事選挙出馬が波紋を広げております。
貴乃花親方以下６人の親方が二所ノ関一門を破門させられるという事態に陥っています。
これも、昔のような大御所が二所ノ関一門にいなくなったからこういう事になってしまったのだと思います。
昭和４０年代は、大鵬・大麒麟・金剛等を育てた二所ノ関親方（佐賀ノ花）。
続いて初代若乃花・輪島・魁傑等を育てた花籠親方（大ノ海）。
次に二代若乃花・隆の里・大関貴ノ花・若島津等を育てた二子山親方（初代若乃花）。
そして横綱貴乃花・三代若乃花・貴ノ浪・安芸乃島等を育てた藤島（後に二子山）親方（大関貴ノ花）。
こういう核になる親分がいなくなったのが、分列した大きな原因だと思いますよ。
貴乃花親方の父親、二子山親方（大関貴ノ花）がもしまだ生きていたら、当然今相撲協会の理事です。（理事長か事業部長かも…）
果たして、父親を前にこんな行動に出たでしょうか？
「改革・改革」と叫んでいますが、父親命の貴乃花親方は、一門の方針に従っていたはずです。
また、放駒親方（魁傑）と二所ノ関親方（金剛）は、定年が絡むため今回が理事職最後のお勤めになります。
再来年には、理事になれるというのになぜ待てないのでしょうか？まだ３７歳でしょう。
７人もの親方が一門から離脱したため、当初３人目で出馬予定だった鳴戸親方（隆の里）は出馬辞退しています。
これが大人でしょう。
鳴戸親方は、２年後に満を持して出馬するんでしょうね。もう６０歳近いんですよ…。
貴乃花親方、自分票も入れて７票では当選できません。
高砂一門を破門された無派閥の高田川部屋という部屋がありますが、ここを取り込む…。
…無理なんですよ。前親方から継承したばかりの現高田川親方はかつての兄弟子安芸乃島ですからね。
貴乃花親方と大喧嘩して、貴乃花の元を離れたいきさつがあります…。
理事への道は遠いです。
最後に二所ノ関一門から破門された親方を列記しておきます。
阿武松親方（益荒雄）がこの中にいるのがちょっと驚きです。

【貴乃花部屋】
貴乃花（元　横　　綱（３７））
常磐山（元小結隆三杉（４８））
音羽山（元大関貴ノ浪（３８））

【間垣部屋】
間　垣（元横綱２代（５６））

【阿武松部屋】
阿武松（元関脇益荒雄（４８））

【大嶽部屋】
大　嶽（元関脇貴闘力（４２））
二子山（元十両大　竜（４９））


画像は、昔、私が国技館で撮影した貴乃花です。