気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

木村庄之助っておしゃれ

2011-07-25 19:56:07 | 鶴竜・御嶽海&大相撲
立行司第35代木村庄之助。
昔は、木村旬一とか城之介を名乗っていました。
実は、所作がイマイチで掛け声も不明瞭、裁きも常に大型力士にビビッているようでオドオドしています。
歴代の庄之助の中でも、端から見た自信の無さはワーストの部類に入るのは否めません。
この人、昭和40年代から50年代に掛けて場内放送を担当していたのですが、この場内放送は本当に素晴らしかったです。
低音で滑舌が良く、大きな声。
私は、歴代の場内放送を担当した行司の中で、彼がピカ一だと思っています。
「横綱わぁじまぁ↑」特に輪島の呼び方は印象に残っていますね。
You Tubeで、彼の場内放送の美声を聞くためだけに世紀の一番「千代の富士対大乃国戦」を見ています。
なぜあの美声が、土俵上の「のこったのこった…」になると、不明瞭になってしまうのでしょうか?

さて、この35代庄之助に関して、名古屋場所であることを発見してしまいました。
何を?
横綱の土俵入りの際に着ている装束と結びの一番を裁く装束が違っているのです。
土俵入りのときは、斬新な黄色と赤系統が入った装束。
結びの一番は、落ち着いた感じの渋い、まさにこれぞ庄之助!の装束。
今までに、1日の内にお色直しした庄之助っていましたか?
お洒落ですよね。
伊之助時代も、スポンサーから頂いたという女性の顔入りの装束を着ていたことがありました。
これからも庄之助から目が離せません。



後日談:庄之助のお色直し…ですが、これは白鵬の横綱土俵入りの四つ揃え(横綱・太刀持ち・露払い・行司)なんですって。
昔から、三つ揃えの化粧廻しはありましたが、行司にも専用の装束を揃えるって初めて聞きました。
この装束は、同じ一門の横綱・白鵬からの贈り物だそうです。

第35代木村庄之助は、この後、秋場所千秋楽をもって定年退職。
約50年に渡る行司生活を終えました。




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