すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

玄海3号で耐震数字誤り

2011-07-22 21:11:29 | Weblog
焦点の玄海原発で耐震計算の根拠となる数値を誤って打ち込んだとの報道。九電のメール事件で蜂の巣をひっくり返したような騒動となっている最中に、ストレステストどころか玄海原発の存在そのものの安全性に疑問符が付けられるようなことがなぜ起こるのか?と不思議に思うが、しかし実態はそうではないだろう。これまでにもありとあらゆるごまかしが日常的に行われていたとしか考えられない。福島原発事故いらい、監視の目がちょっと厳しくなっただけでつぎからつぎと問題が網にに引っ掛かってくる。あらためて日本の原発安全神話の闇の深さに辟易する。当初こそ、福島原発事故は津波にすべての責任を押し付けた感があったが、次第に、事故の真因ともいうべき原発行政や仲間内の利益だけを考えて原発を膨らましてきた政官業+学・メディアの原子力村の姿が浮かび上がってきた。米国スリーマイル島の原発事故では、議会、大統領、NRCがそれぞれ外部専門家や識者の力をかりて中立的な自己評価書を作成し、公開して国民に問題点を明示し、原子力政策と施設の安全性について提言を行った。この週末は研究室に閉じこもって3報告を改めてすべて読みとおしてみようと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。