すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

憑き物が落ちたような原子力行政

2011-07-30 22:01:59 | Weblog
連日のように、各電力会社のやらせタウンミーティングやその裏で指示していた保安院といった「原子力行政 悪の構造」があぶり出されてきた。今日はさらに佐賀県知事が裏で影響力を与えていたというニュースが流されている。まあ、これまでもこんなものだと予想していたが、実態はさらに悪辣。つぎからつぎへとこうした内部情報が漏れるのは、担当している部署のみなさん「これはおかしい」「こんなことをやっていてはだめだ」と思いつつもわが身保身のために口をつぐんでいたのだが、ついにせきを切って情報を流し始めたのだろう。これはまだ序の口で、そのうちに業者・官僚・政治家の癒着構造が漏れ出してくるのだろう。公共投資や電源開発は昔から腐敗の構造と言われてきたが、これほどまでに悪辣で日本の経済や社会をむしばんでいたのかと怒りが込み上げてくる。
ところで、今日、都筑区の北山田で「福島原発問題と再生可能エネルギー」をテーマにタウンミーティング。官製・電力会社製のタウンミーティングとどこが違うか?といえば、参加者が老若男女さまざまなことだろうな。官製タウンミーティングの観客といえば会社動員、下請け動員で、ほとんど白いワイシャツの男性サラリーマンばかりになるので、すぐわかる。しかし、今日のタウンミーティングはみなさん意識が高く、本当に再生可能エネルギーの可能性を探りたい...という熱い意志が一目でわかった。質問もレベルが高くて、本当に講師冥利につきる会合でした。
ちょっと意外だったのは、複数の方から、なぜ民主党は菅総理、一年前に選んだ代表をなぜ足を引っ張るんだ...という意見がでて、正直驚いた。メディアの支持率調査では支持率最低で「すぐ辞めろ」ということになっているのに、最近、「菅さんがんばって」みたいな声を多く聞く。都筑区だけの特徴ではないと思う。国民側も情報量が蓄積するにしたがって、自分で考え、しだいに、経団連・大手メディアの意図を胡散臭く思い始めたのではないかと思う。

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