すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

マグロ初せり大暴落と東証大発会暴落の差は何を意味する?

2014-01-07 00:08:21 | Weblog
仕事はじめの6日、東証で麻生財務大臣を迎えて大発会。担当大臣が自分の責任で株価を上げると宣言して鐘を得意げに鳴らしたが、現実の市場は382円の大暴落となり、1万6千円を割り込んだ。安倍総理がアベノミクスで今年は大成長と公言し、財務大臣が自ら東証の会場で、そのアベノミクスを私が支えて(政府の金をつぎ込み、日銀から金を流して???)株価をあげるとでも言わんばかりの発言に、割れんばかりの拍手があっても、その拍手の打ち手は同時に、部下に売りを指示していたのではと思う。
株価が下がったら、とたんに新聞テレビがこれは「年末にあがり続けた株価で、投資家は利益確定のために売った...」というようなご丁寧な説明。そうじゃないだろう。1万六千円の人為的な株価高騰を信用することができないから、投資家は売り浴びせたにちがいない。
それでも値下げはたったの1%だ。しかし、この数字だって、一方では市場関係者が財務大臣出演のために必死で株価を盛り立てた結果だろう。ほんとの市場の評価もっともっと冷え冷えとしたものにちがいない。
証拠は?それは前日に行われた築地のマグロ初せりだ。昨年は初せり価格がなんと1億5千5百40万円!それに比して、今年は736万円。それだってまだ高いと思うが、暴落率はなんと95%だ。これがほんとの市場の評価だろう。これまた新聞テレビは「今年は中国関係がセリに参加しなかったからだ..」なんて、中国悪者説(なんとなく悪いのは中国絡みだ)を活用した説明をしていたが、そうじゃないだろう。市場関係者は盛り場やお茶の間の警戒感を敏感にかぎとめて慎重になっているということだろう。
さあ、アベノミクスが安倍総理のいうように奔馬となるか、それとも色々やっても1%のマイナスに終わるか、それとも大暴落となるのか、その実態が明らかにされるのはもうすぐのような気がする。

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