すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

TPP映画祭に驚き感激ひとしお

2012-06-01 23:18:24 | Weblog
党の経済連携PTが大荒れ。昨日はTPPを慎重に考える会で報告に呼んだ内閣府・外務省・経産省などの官僚が説明を拒否...こんなことはかってなかった。議員に説明拒否というのは、国民への情報開示を拒否したとおなじことだから、議員から激しい批判が巻き起こったが、官僚側はまったく表情を変えずに、説明できないと繰り返す、異様な光景が続いた。今日は有志の会合ではなく、あくまで党の正式PT(プロジェクトチーム)として、アメリカ側から要求あったと伝えられる自動車産業界への要求について説明を聞くはずだった...ところが今度も官僚側は資料出さず、アメリカ側からの正式要請ない..みたいな逃げ口上に終始。ついにS座長が切れて、内閣府のO政務官と衝突、そのまま会議を途中で勝手に打ち切ってしまった。自動車問題と同時に経済連携の経済効果分析をしているK氏の講義も、とばっちりを食って、とんでしまった。まるで与党に喧嘩を売ってくるような政府・官僚側の態度には怒りを超えた驚きがある。
夕刻に秘書がTPPの映画祭があるとパンフレットを持ってきた。見ると、食の安全をテーマにした「フード・インク」や水が多国籍企業に支配される「ブルー・ゴールド」やムーア監督の「シッコ」などを含め、食の安全や多国籍企業の横暴とTPPとの関係を解説するようなプログラムになっている。今日は「門さんとの不自然な食べ物」だそうだ。渋谷のアップリンクだが、はたしてこんな映画ばかりで観客が来るのかと思う。ブルーゴールドは秀作だったが、それでもミニシアターには数人しか来ていなかったからな..
ところが、アップリンクについたら、入り口に行列あって、予約の有無を問われた。予約していないと答えると、ななんとキャンセル待ちの整理券!?エーツと驚いてしまった。窓口には「サルでもわかるTPP]などのパンフレットやなんと色とりどりのNO-TPPバッジまで売っていた。
ようやく予約キャンセルがあってシアターに入ったら、狭い場所に100人ぐらい詰めかけていて、若い女性や子供つれの若奥さんなどがいっぱい。どういうことだろう。きっと食の安全、子供には安全なものを食べさせたい...という関心なのだろうか?
映画の内容はモンサントの悪名高き激農薬ラウンドアップとラウンドアップ耐性大豆の話が中心で、まあよく知っているはなしだが、ぎっしりつめかけた若い世代の皆さんが身じろぎもせず2時間も食い入るように画面を見つめていることの方が驚きだった。
思えば、どんなに声をからして訴えても、誰もふりむいてくれなかったTPP問題。ここまで多くの人が関心をもってくれることに心が熱くなった。

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