すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

引き延ばし戦術としての不信任案否決

2010-11-15 23:23:54 | Weblog
やっと本会議が終了。仙谷官房長官・馬淵国交大臣に対する不信任案提出を受けて、それぞれ1時間かけて否決議決となった。民主党が307もの議席を占めている以上、いくら不信任案を提出しても、否決されるのは道理だが、要するに補正予算案の本日中の成立を妨害するというのが野党戦略なのだろう。ほとんど意味のない党利党略の議決に、延々と名前が呼ばれて投票。民主主義のコストといえばそれまでだが、あまりにも無意味な儀式化した手続きには疑問を感じないわけにはいかない。本来、専門委員会で議論・議決が進められるはずの国会運営が、いつのまにかまた国対政治になってしまって、密室での国会対策が本会議での議決を事前に決定し、本会議を虚妄なものにしている。すでに結論が決まっている議場で、ただ形式的に数をそろえるだけの本会議にいかなる意味があるのだろうか?毎年、国会ごとに繰り返される不毛な不信任案提出こそ、現在の形骸化した民主主義の実態を表現している。
ご存じのとおり、小生は「民主主義のフロンティア」研究会を始めたが、民主主義の進化のためにもこの研究会のペースを上げていかなければならないと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。