すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

隅田川浪五郎のパスポート

2012-03-06 23:33:12 | Weblog
長い予算審議が終局に近づき、各委員会がようやく立ち上がりの準備に入った。しかし、外務委員会は前国会の終盤での強行採決(例のヨルダン原発協定)がひびき、なかなかスタートしない...ということで、今日は田中外務委員長と都内視察へ。外交史料館では幕末慶応に発行された日本初のパスポートがなんと「隅田川浪五郎(スミダガワナミゴロウ」、第三号が亀吉という曲芸師だったことを知って感慨一入。庶民の写真がない時代だから、この時期のパスポートにはいろいろ身体的な特徴が書いてあって、「あばた」だとか、両腕に入れ墨...など、今なら個人情報というか、人権問題に抵触しそうな記述がいっぱい記入してあって、時代を感じさせる。パスポート第一号が徳川幕府の役人ではなく、隅田川一家の曲芸師だというのは、それが世界の求める日本人なんだなあと、何か現代を思い浮かべて、複雑な気持ち。それにしても隅田川ナミゴロウ(芸名だろうが粋だなあ!)とか、姓がなくて名前だけの亀吉さんが、日本国を代表してパリ万博で大活躍したり、アメリカまで転戦して、グラント大統領に芸を披露したなんて、たいしたもんだなあと感心。やはり現場へ行くことは価値があると思ったのは国際交流基金で、文化交流なんていうと時勢がらすぐ仕分けの俎上にあがりそうだが、日本語教育にしても、文化交流にしても面目一新、現代日本の紹介には欠くべららざるものと思う。フロアに圧倒的に女性が多いのも好感された。日本文化それが伝統的なものでも、現代のおたくカルチャーでも、そこで好感された価値が日本製品の価値につながると実感した。
ほかの委員会はともかく、小生が委員長のテロ・海賊対策特別委員会も一刻もはやく立ち上げたいが、いまの政局ではねえ、なんかみんな腫れ物にさわるように、引けている。おかしいよね!今日はそういうことで懇親会を開き、委員会再開の意思統一をはかりました。

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